自毛植毛手術を終えて3日間は、シャワーを直接、患部へあてることはしないように注意。
今回は術後しばらく経過してからの、洗髪の仕方についてお話しします。
まずは、患部に巻かれた包帯を取り、後頭部のヘアシートは自分で装着できないので外さずに、シャワーをごく弱めにして頭部へ。
ここでも直接、当てるのではなく、周囲に当てるようにして徐々に患部を濡らしていくようにする。
頭部を濡らしたら、普段使いのシャンプーを手のひらやタオル、側頭部や後頭部の毛髪などを使って泡立て、患部に優しく乗せる。
泡を乗せても、ガシガシと患部をこするのは厳禁! 指の腹を使って、力を入れないように
優しく患部周辺に泡をのばしていく。
そして泡を洗い落す際にも、ごく弱めのシャワーをなるべく患部に当てないようにして、
しかしシャンプーが頭皮に残ってしまわないように流す。
自毛植毛した毛根は術後1週間ほどで定着するはずなので、それまでは
手術を台無しにしてしまわないように細心の注意を払うべきだ。
1週間が経過したら、いきなりガシガシ洗ってもよいというワケではない。
せっかく植えた毛髪を大切にするためにも、泡立てたシャンプーを乗せ、
指の腹で優しくマッサージするようにして洗髪するようにしよう。
これは、患部を守ることのみならず、気になる薄毛部分を保護するための洗髪法でもあるので、薄毛が気になる方には参考にしてもらいたい。
術後1週間ほどすると、自毛植毛した部位にできた瘡蓋が脱落してくる。
このかさぶたを取るためにも、毎日の洗髪が大切になる。
シャンプーの仕方については、カウンセリング時や自毛植毛手術翌日の再診時にもカウンセラーが説明してくれた。
疑問点があったら聞くことで、ここに記した以上のことを教えてもらえるはずだ。
気になることがある場合はどんどん質問しておこう。
実際に自分の場合もカウンセラーが、やさしく、懇切丁寧に教えてくれた。
そういうケアは本当にありがたい。