今回は手術直後の過ごし方、そして翌日にある最終確認時の様子をリポートする。
自毛植毛の手術を無事に終え、患部に包帯を巻き、頂いたニット帽をかぶり、 少しの休憩を取った後に親和クリニック大阪を出た私。 このとき、頭部への麻酔は完全に抜けてはおらず、患部の痛みは全く感じられないのはいいが、ややボーっとした気だるさを感じつつ北新地から梅田方面へと歩いた。
やはり、車やバイクなどを運転は、避けた方が良いだろう。
カウンセラーや医師に言われたことはキチンと守るものだ。
体力の不足している人は、術後はしっかりと休憩をとってから行動するようにしてもらいたい。
医師がしっかり処置してくれたとはいえ、麻酔というものを舐めないほうがいいだろう。
私の手術日は天候に恵まれ、暑すぎることのない陽気だったし、クリニックからさほど遠くない距離のホテルを予約しておけたこともあり、気だるさを感じつつも無事到着。
チェックインを済ませ、部屋に入ってすぐにベッドへ倒れこみたいところだが、注意点がひとつ。寝るときに姿勢の問題だ。
植毛した部位である前頭部から頭頂部にかけてを保護するため、うつ伏せは厳禁。
後頭部がマクラに当たるような姿勢、つまり仰向けで横になる。
ドナーを採取した患部の痛みが気になるかと思ったが、麻酔が効いているため感じることはなかった。麻酔が切れる前に服用することを命じられた痛み止めの薬を飲んだことも良かったのかもしれない。
15時過ぎにホテルで横になり、そのまま寝てしまい気が付いたらもう夜。
お腹がすいたので夕飯をとったのだが、今回はルームサービスで済ませることにした。
ホテルの周辺は飲食店も多いので外へ出て店を探すのもよいだろうが。
ただ、飲酒だけは厳禁。もちろん手術直後だし、麻酔後だし。
アルコールの摂取により血行が良くなり、患部の痛みが強くなるかもしれない。
そして気になる入浴だが、患部を濡らしてしまわないようすることが重要。
それに患部に直接お湯をかけなくても、入浴により頭部の発汗を促してしまう可能性も無きにしも非ずだ。気になる人は、身体だけ軽くシャワーで流す程度にとどめておくほうがいいそう。私は、面倒なので、我慢してしまった。
夕飯をとってまた痛み止めを飲み、患部の保護を徹底しつつこの日はおとなしく就寝することにした。
患部以外に麻酔が降りてくる場合も!?
私には起きなかったが、頭部の麻酔が顔面へと降りてきてしまう場合もあるという。
その場合、おでこやまぶたのあたりに浮腫みが出ることがある。
もし顔面の一部に浮腫みが出てしまったら、アイシングが有効となる。
氷や保冷剤で浮腫んだ部分を優しくおさえ冷やしておくと良いそう。
1週間ほど小まめに処置していれば、浮腫みも引いていくとのこと。
次回は、翌朝からクリニックでの再診までの様子をリポートする。