前回、親和クリニック大阪にて自毛植毛手術を決め、2度目の訪問で
手術日と費用について決定したまでをリポートしたが、
今回はその後のカウンセラーから伝えられてことを書いておく。
術前の注意事項
その1
既往症や服用中の薬があるようなら、この時点でカウンセラーに伝えておこう。
そのうえで、クリニックの医師の指示を仰ぐことになる。
その2
ミノキシジルタブレットを服用している場合、止血のために1週間前から服用中止。
プロペシアやフィナステリドについての制限はないとのこと。
その3
手術の前日または当日に洗髪し、手術当日はヘアスプレーや整髪料などは使用せずに来院すること。
また、手術当日の朝食は必ず食べてきてくださいとのこと。朝食の用意はない。
その4
手術当日は車やバイク、自転車等の、自分で運連するものは禁止。
手術で局所とはいえ麻酔を使用するのであるから、運転禁止は当然か。
その5
コンタクトレンズを使用している人は、手術当日はコンタクトレンズケースを用意しておくこと。
手術中、うつ伏せの体勢になるためコンタクトレンズは外しておく。必要な場合には眼鏡を持参したほうが吉。
その6
手術当日は、前開きのシャツなど、頭を通さなくても脱ぎ着できる衣服を着用。
術中は手術着に着替えるのだが、術後に私服へ着替える際、頭に触れないようにするために必要。
その7
後頭部からドナーを採取するとき黒髪以外では採取困難なため、カラーリングを施している人は髪の根元部分を黒く染めてくださいとのこと。
その際、毛染めは手術の前日~3日以内に行う。日にちが空くと、根本の毛が伸びてしまうため。また、カバーシート(後述)は黒色のため、装着を希望される人は、毛先まで黒色に染めておかないと意味がなくなってしまう。
術後の注意事項
その1
手術を終えた日は入浴を避け、シャワー浴のみ。
熱いお風呂に浸かってしまうと体温が上昇し血行が良くなるため、出血が見られる場合がある。
入浴できないのは手術当日のみだが、術後3日間は極端に熱い風呂や長時間お湯に浸かっていることは厳禁。入浴好きの人は我慢。
術後は患部を包帯で覆っているため、シャワーを浴びる際も、なるべく頭部は濡らさないようにシャワーキャップを使用すること。
まぁ、1日ぐらいなら風呂やシャワーを使わなくても平気でしょう。
詳細は後日に書くが、手術後はそれどころじゃないし。
その2
就寝する際には、なるべく仰向けの体勢で。寝苦しい場合には横向きでも構わないが、
うつ伏せに寝てしまうと額や瞼が局所麻酔の影響で腫れる場合があるとのことだ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの場合には、この限りではないそう。
また術後3日間は、就寝時は枕をやや高めにして仰向けで寝ることも大事。
その3
飲酒・喫煙について。
飲酒は血管拡張作用があり、痛みが出ることもある。なるべく1週間ほどは控えてほしいとのこと。
また喫煙は逆に血管収縮作用がる。血流の悪化は患部回復にも影響を与え、
生着率の低下の原因にもなりかねない。こちらも同じく、1週間ほどは控えてもらいたいとのこと。
私もこの2点は嗜むほうなので苦労した。しかし、あくまで自分のため。
その4
血行が良くなる食べ物の摂取は控える。上記の飲酒に通じるものであるが、いわゆる「辛いもの」は当分、食べられない。
その5
術後に万が一、出血してしまった場合は、ガーゼ等で患部を優しく抑えて止血すること。
強く抑えてしまうと移植部にズレが生じてしまう可能性があるため。
その6
運動に関しても注意が必要。術後1週間はなるべく安静にとのこと。
運動は血行を良くするため、患部から出血を伴いやすいそう。
運動が日課と言う人も、2週間経過を目安に、徐々に行なうようにしたほうが良いとのこと。
その7
術後3日間は、局所麻酔の降下による浮腫(腫れ)を防ぐため、アイスノン等で額や瞼をアイシング。
1日3回~4回行なうと効果的。
その8
かつらやヘルメットの着用は、移植部に直接触れるようであれば控える。
どうしても着用しなければならない場合は、タオルやガーゼで患部を保護するようにして着用とのこと。
術後3日ほどは不安定な状態なので、特に注意しておかなければならない。
その9
移植部は掻いたり擦ったりしないように注意すべし。これはとにかく大事。
せっかく移植した部位が台無しになってしまいかねない。
1週間程すると株はしっかりと定着するので、それまで、注意が必要だ。
念のため近場にホテルを取っておくと吉
親和クリニック大阪にて自毛植毛・MIRAI法の手術を受けるのであれば、
近隣に住んでいる人以外はクリニックに近い場所にホテルを取っておくことをお薦め。
人にもよるが術後は麻酔が効いているため、公共交通機関を使って帰宅するのは辛い場合もあるし、自宅にいると油断してしまうこともある。
さらに、手術の翌日には再びクリニックにて診察があるため、自宅との往復による
体力の消耗を抑えられるだろう。
次回以降は、実際の手術についてリポートしようと思う。