薄毛のルッキズムに批判の声

テレビをご覧になる方は耳にしたことがあると思われますが、BPO(放送倫理・番組向上機構)という組織をご存じでしょうか。

BPOは放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関を指します。

そんなBPOで、頭髪の薄い人を揶揄する漫才ネタへの視聴者意見を受けて議論を行なったそうです。

参考:マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20240203-2876148/

 

 

漫才でお馴染みのハゲネタ

記事によると、BPO(放送倫理・番組向上機構)の青少年委員会は、頭髪の薄い人を揶揄する漫才ネタへの視聴者意見を受けて議論を行ないました。
公表された議事概要によりますと、若手漫才師が出場するコンテスト番組にて頭髪の薄い人を揶揄する言葉を連発したネタに対し、批判的な視聴者意見が寄せられたことが報告されました。
担当委員は「ルッキズム批判という形での意見がしばしば集まってくる。特定の番組を対象としなくても、(青少年委員会で)何らかの話し合いが必要になる可能性が出てくるかもしれない」と指摘したと書かれています。
この日は気台に上っただけで、審議対象とするか否かを判断する討論に進むことはなかったようです。

薄毛はネタにしやすい

お笑いの世界においては、少し前までは相手の容姿を殊更に卑下して笑いをとる手法は一般的に行われてきました。
なかでも薄毛に関するイジリは顕著で、見た目(ルックス)の分かりやすさと相まって古くから頻繁に扱われてきた歴史があります。
世間における過剰なルッキズムやハラスメントを排除する運動の影響か、「デブ・チビ・ブス」といったネタは使わない傾向にあるようですが、ハゲネタは一部で使われ続けています。
あくまで私の考えですが、芸人の生活が懸かっていますので、過剰なまでに排除するのも良くないとは思います。
しかし、芸人がテレビ番組や舞台でハゲネタを使うと、それを見た視聴者や観客が日常生活で真似ることもあります。面白ければいいのですが、素人は芸人と同じように面白くできていると思っていても、プロではないのでまったく笑いに繋がらない場合の方が多いです。
ただの悪口の場合も多々あります。

英国では過去にこんな裁判も…

記事に関連する話題に戻ると、過去にイギリスの裁判所で男性をハゲと呼ぶのはセクハラに当たるという判決が下ったことがあります。

参考:UPI.com
https://www.upi.com/Top_News/World-News/2022/05/13/bald-sexual-harassment-court-ruling/2991652462231/

2022年5月の記事によると、英国では男性を「ハゲ」と呼ぶことはセクハラに分類される可能性があると、雇用裁判所が判決を下したと言います。
法廷は、男性をハゲ呼ばわりすることは女性の胸の大きさについてコメントするのと同類であると述べました。

揶揄われやすい薄毛

権力を笠に着て人を罵倒する卑劣な者は、外見的な特徴を揶揄する言葉を選びがちです。
それこそ先に出した外見的な特徴など、最も使いやすいワードなのでしょう。
なかでもハゲは最も使われる頻度が高いと思われます。

笑いにされるストレス

齢を追うごとに寂しくなる頭髪に悩んでいた20-30歳代は、ハゲと散々馬鹿にされてきました。人にもよるのでしょうが、その場では笑い飛ばしていたとはいえ、やはり心に残るものがありました。
地域性を持ち出してもしょうがなく、反論される方もいらっしゃるでしょうが、関西では他地域に比べ日常生活において「笑い」の占める割合が多い傾向にあります。
その「笑い」のためなら、他人が気にしている外見的な特徴であろうと容赦なくネタにする人が多いのも特徴です。

一念発起して脱ハゲ化へ

そんな私でしたが、40歳代に入ってからAGA(男性型脱毛症)の存在を知り、梅田の親和クリニック大阪院での無料カウンセリングで自分の薄毛化はAGA由来のものと判明。
そのままMIRAI法という独自技術の自毛植毛を受診し、いまではハゲと呼ばれることが無くなりました。
私は自毛植毛を決めたのが40歳代に入ってからで、それまでにAGAに侵された範囲が広かったため、完璧な状態まで移植株を採取できなかったのですが、それでも担当医の腕前により違和感なく頭髪が甦りました。
それはひとえに、仕上がりを想定した移植デザインを懇切丁寧に行なってくれたことが決め手であったと考えています。
この点でも、複数のクリニックで無料カウンセリングを受診し、その結果として親和クリニック大阪院を選んで良かったと返す返すも思っています。

頭頂部や生え際の薄毛化に悩んでいる方、技術により頭髪を取り戻すことはできます。そして取り戻すためには、決断は早ければ早い方がより良い結果が伴います。
もちろん40歳代以上の人だって同様です。思い立ったが吉日。まずは無料カウンセリングを予約して薄毛の状態を専門医に診てもらっては如何でしょうか。