炭酸水を使って頭皮を洗浄

頭皮の洗浄に炭酸水を使用すると良いという話を、一時期から聞くようになった。
炭酸は肌から吸収されると頭皮付近の血行を促進し、毛穴を引き締め新陳代謝が改善されるという話。
さらに、毛根付近に付着している汚れが、ただシャンプーを行なうよりも落ちやすいとのこと。
かくいう私も実際に行なってみたのだが、なるほど、頭皮がシュワシュワとした感じでなかなか気持ちが良い。

それでは、炭酸水を使った頭皮洗浄の方法を解説。
まずは使用する炭酸水は飲用に適したもので、軟水のもの。国内産の、手軽に購入できるものを用意する。
シャンプーを行なうまえに、乾いた状態の髪および頭皮にまんべんなく炭酸水をかけ、全体を濡らしていく。
このとき、面倒でなければスプレーボトルなどに炭酸水を入れておくと、無駄な使用を抑えることができる。
頭部全体を炭酸水で濡らしたら、指の腹などを使って優しく頭皮をマッサージ。
炭酸の泡が、指では届かない奥まで浸透して汚れを浮き上がらせてくれる。
つぎに汚れをシャワーで洗い流し、この後にいつもどおりにシャンプーを行なおう。
炭酸にはタンパク汚れを吸着する作用があるとのことで、シャンプーだけでは落としきれない毛穴の汚れを落としてくれるのだ。

シャンプー液を炭酸水と混ぜ合わせ泡立て、それで毛髪と頭皮を優しくマッサージするように洗っていくのも効果的。
また、市販されている炭酸シャンプーを謳った製品は、その多くが汚れを落とすことを重視したものらしいので、頭皮の血行促進などはさほど期待できないらしい。

シャンプーのたびに市販の炭酸水を使用するのはコスト的に……という人は、炭酸水を自分で作ってみるのは如何だろう。
炭酸水は、「食用の重曹(炭酸水素ナトリウム)」「食用のクエン酸」「水(軟水)」の3つを配合するだけで作れる。
作るときの分量の目安は、水(軟水)500mlに対して、食用の重曹(炭酸水素ナトリウム)を小さじ1杯、同じく食用のクエン酸を小さじ1杯。

炭酸の効果は長持ちしないので、作り置きはせずに使用するたびに作ろう。
やや多めに作ってしまった場合は、風呂上がりのハイボールなんて如何でしょう。