ヒゲ禁止&薄毛は剃れ!?

インドの航空会社で、客室乗務員へ独特すぎる身だしなみの基準を強要しているとして非難の声が上がっています。
その基準というのが、ヒゲをたくわえることの禁止と薄毛や白髪の染色、そして薄毛の剃毛というなんとも理不尽なものだと言います。

参考: Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
https://forbesjapan.com/articles/detail/52381

細かな独自ルールを設定

この基準を設けている航空会社というのがエア・インディア。
同社は客室乗務員に対する厳しい身だしなみ要件を記したハンドブックを発行しました。
規則のなかには白髪の禁止が含まれており、定期的に自然な色合いに染める必要があると言います。また、生え際が後退したり、薄毛が進行したりした男性従業員は、清潔な外観を維持するために頭を剃らなければならないと言います。
そしてヒゲも禁止と言います。男性乗務員は勤務前に剃っておかねばならず、すべてのフライトでシェービングキットを携行する必要があると言います。
女性乗組員は禁止されている髪型もあり、真珠のイヤリングは着用を禁止されています。

本やSNSに関する規則も

さらに乗務員は、機内で読んでよいものやソーシャルメディアに投稿できるものについてもルールが定められています。これらは新CEOの手による改革のようです。
しかし、これらの規則、従業員にはあまり好評ではないと言います。同社の関係者は「航空会社のイメージを保つために必要だと考える人もいるようですが、少しやりすぎだと考える人もいる」と語っています。

一部、納得するものもあるが…

航空機の客室乗務員といえば、日本の航空会社ですと女性が多い印象ですが、海外では男性の客室乗務員も多く見受けられます。
さすがに不精ヒゲの客室乗務員はどうかと思いますが、キレイに整えていると思われます。
そして真珠のイヤリングの件ですが、大きく派手なアクセサリーは職務の妨げに繋がりかねないので規制するのもうなずけます。

世の流れとは逆行

こうした規則は、新オーナーであるタタ・グループがエア・インディアのイメージを一新しようとする試みの一部です。
エア・インディアの新規則は、世界中の多くの航空会社がドレスコードを緩和している中で導入されました。
記事によると、イギリスのヴァージン・アトランティック航空ではスタッフがタトゥーを見せることを認めていると言います。また韓国の航空会社では、スニーカーとTシャツという性別に関係ないカジュアルな制服を導入したと言います。そしてアメリカのアラスカ航空では、個人とジェンダーの表現における自由と柔軟性を提供するために制服のガイドラインを更新。従業員が最高の自分、本当の自分を職場で出せるようにすることを目的に、誰でもマニキュアを塗ったりタトゥーを入れたりできるようにしたのだと言います。
国や地域が変われば考え方や規則も違ってくるのは当然で、それは尊重しないといけないことではあります。
しかし、人権に係り得る規制に関しては眉をひそめてしまう場合もありますよ。

行き過ぎた規制は差別にもなる

不精ヒゲは問題外だとしましても、整えられたヒゲや髪型や髪色の制限は問題です。他者に対して、人種、性別、国籍、宗教、年齢、障碍などを理由とした差別的な表現を正すという考え方であるポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)の考え方が主流となりつつある現在、行き過ぎた規制は逆に身を亡ぼすことにつながりかねません。
社のイメージを保つための施策なのでしょうが、従業員の個性を貶めるような規制はいけません。

薄くなったら剃る?

「頭髪が薄くなったとしたら、その時は丸坊主にする」
この言葉は私が薄毛症状が発症するまえの10代から耳にすることが多かった言葉です。私自身は何も考えていなかったのですが、周囲にはそういう人が多くいました。

私は、40歳代に入ってからAGAの存在を認知し、調べるうちに自毛植毛という方法をしって、複数のクリニックでカウンセリングを受診しました。
その結果、梅田の親和クリニック大阪院で独自技術のMIRAI法による自毛植毛の施術を受け、悩みを克服しました。
現在も内服薬のデュタステリドと外用薬のハイブリッドミノキシジル定期的に処方してもらい、AGAの進行を食い止めています。

心無い言葉は、精神的にキツい

経験上、なんの抵抗もなくサラっと蔑むような言葉を話す人が多いです。
いまは自毛植毛や発毛薬のおかげで頭髪を取り戻している私ですが、元は薄毛に悩んでいたので、薄毛を蔑む言葉には敏感に反応してしまいます。
だから、AGA起因の薄毛化に関しては若いうちの対処を推奨しています。
進行性のAGAを食い止めるには、専門家に頼るのが一番。それこそが最も効率の良い対処法です。現在ではAGA対策のクリニックは数多く存在します。そして、多くはカウンセリングだけなら無料で受診できます。
ちょっとでも薄毛に悩みを抱えているのであれば、速やかに行動へと移してください。