ホホバオイルで美しい髪の毛を

 髪の健康を保つだけではなく、ニキビや吹き出物を改善する美肌効果もあるホホバオイルをご存知でしょうか。

 ホホバオイルは、アメリカ南西部やメキシコ北部を原産とするナデシコ目に属する常緑低木”ホホバ”の種子を原料とする植物油です。古くはネイティブ・アメリカンも使用していたといわれています。

 ホホバの木は乾燥した土地で生育するため、地中深くに根を張り表皮をロウ状の物質で覆って内部の水分を蓄えています。

 ホホバオイルの主成分はワックスエステル成分で、これは人間の皮脂にも含まれています。肌の水分や弾力を守る大切な役割があると言われています。

 他の植物油脂と違って、酸化安定性が高く、劣化の少ないオイルとして知られています。

参考:ホホバオイル

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%9B%E3%83%90%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB

各種ビタミンやミネラルも豊富

 ホホバオイルには、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEのビタミン類に加えアミノ酸やミネラルが含まれているといいます。

 これらは肌の柔軟性を高めたり、保湿成分により乾燥を防いでくれたりします。

 また頭皮環境の改善にも役立ち、育毛を促進させる効能も見込めます。身体の血流を改善する効果もあり、細胞を活性化する役割も果たすとか。

 このなかで気になるのが、やはり育毛の効果です。

 実は、ホホバオイルの成分に育毛効果があるとは科学的に証明されているわけではありません。含有するビタミン類や栄養素などから、そのような効果があるのだろうと、言い伝えられているそうです。

 しかし、ホホバオイルで頭皮マッサージを行うことで血行が改善されたり、毛穴に詰まった皮脂汚れを落としたりすることは、育毛につながります。そういったことと相まって、この効果が伝えられたのかもしれません。

 ホホバオイルには未精製のゴールデンホホバオイルと、精製されたクリアホホバオイルの2種類が存在するようです。
ゴールデンホホバオイルは、天然トコフェロール、アミノ酸、ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどの栄養分が豊富に含まれています。
しかし、生成されてない故か独特の香りが強いそうです。また、未精製のため肌の弱い人には刺激を受けてしまうこともあるのだとか。

 一方でクリアホホバオイルは、精製の過程でビタミンEなどの栄養分が減少してしまうことがあるそうです。

育毛目的の使い方は

 ホホバオイルは髪を紫外線や熱から守る効果もあるそうです。

 また、痛んだ髪を乾燥から防ぎ、自然なツヤを与えてくれます。使用法としては、ホホバオイルを薄く手のひらに伸ばし、換装させた髪の毛になじませていきます。

 頭皮に使用する場合は、直接オイルを頭皮に垂らすか、指先にオイルをつけて頭皮全体を優しくマッサージしていきます。

 マッサージ後は洗い流す必要があるので、入浴前に行なうのがポイントでしょう。

 毛穴に詰まった皮脂を落とし、頭皮のコンディションを整え、頭皮に潤いを与える効果があるのだとか。

 また、ホホバオイルは肌に素早く浸透し、保湿する効果があるので、肌の炎症や火照り、日焼けによる痛みなどを鎮静させてくれる効果もあるそうです。これからの季節にぴったりです。

 ホホバオイルはプッシュタイプの容器で販売されているのをよく目にします。成分や容量にもより価格はまちまちですが、びっくりするほど高価なものは見受けられません。

まとめ

 ホホバオイルに辞退に発毛の効能はないようです。それに近いようなものも目にしましたが、少なくともAGA(男性型脱毛症)やFAGA(女性男性型脱毛症)には、科学的に実証された効果ではないようです。あくまで既存の頭髪を保護し育てる目的のためのものです。

 AGAの影響などにより無くなりつつある頭髪には、親和クリニック大阪院の自毛植毛やザガーロなどの治療薬といった方法を選択した方が、現実的な対応ではないでしょうか。