わさびを塗り付けるとハゲ化が止まる!?

イギリスの総合ニュースサイト「UNILAD」にて、日本の「わさび」が髪の成長を刺激する可能性があるという記事が掲載されていました。

出典:UNILAD
https://www.unilad.co.uk/science/rubbing-wasabi-on-your-head-could-stop-you-going-bald-research-suggests

わさびに含まれる成分が毛乳頭細胞を刺激?

記事によると、わさび生産者が発表した研究では、わさびペーストには、人間の頭皮の発毛を司る毛乳頭細胞を目覚めさせることがある化学物質が、高レベルで含まれていることが明らかになったと記載されています。

参考:毛乳頭とは 花王株式会社 ヘアケアサイト
https://www.kao.com/jp/haircare/hair/1-1/

伝えられるところによれば、ワサビに含まれる化学物質であるイソサポナリンは、毛乳頭細胞が毛髪の成長を促進する外部刺激に反応するように促し、栄養素が細胞に栄養を与える経路を作るタンパク質の開発を誘発するのだというのです。

参考:イソサポナリンについて 金印わさび機能性研究所
http://www.wasabi-labo.jp/function/leaf/

イソサポナリンは以前からの研究で、人間のコラーゲン産生を助けることがすでに示されていると言います。
そして今、研究者は化学物質がAGA(男性型脱毛症)の治療においてミノキシジルのような治療法より最大で3倍もの効果を望める可能性があると主張しました。

しかし記事では、わさび会社が運営しているわさびに関する研究は、少し疑ってみる必要があるとも記されています。

薄毛のほかにも乳がん細胞も阻害!?

さらに、わさびに刺激的な匂いを与える原因となる6-MSITCという化学物質は、乳頭細胞に同様の効果があることがわかっており、なんと乳がん細胞の成長をうまく阻害することも示されていると報告しています。

確かに、わさび商品の老舗である「金印わさび」のサイトでは、本わさびの機能性として抗酸化作用や解毒作用、発がん抑制作用、そしてもちろん育毛作用があるとされていました。

参考:6-MSITCについて 金印わさび機能性研究所
http://www.wasabi-labo.jp/function/leaf/

老舗の研究では脱毛抑制作用も

ニュースの元ネタはイギリスのサイトですが、わさびの本場である我が国には上記のとおりスペシャリスト集団とも言うべき老舗企業があります。
それが金印わさび株式会社です。
上記のサイトではわさびの持つ機能として、ワサビフラボン(R)が紹介されています。
これは本わさびの葉に含まれる成分だそうで、コラーゲン産生促進作用に加え、最新研究では脱毛抑制作用があることも発見されたと言います。

抜け毛予防でのわさび使用法は…

UNILADの記事によると、抜け毛予防のためにわさびを使用する場合は、食べてもメリットはないとしています。
イソサポナリンを機能させるためには、実際に人間の頭皮と接触する必要がある。つまり、頭にこすりつける必要があります。記事ではそうまとめられていますが、直接塗ったら、わさびの持つ刺激によって頭皮にダメージを及ぼして抜け毛が加速してしまいそうです。

ちなみに金印わさびによれば、わさび由来の機能性素材は本わさびに含まれており、一部のチューブわさびには本わさびが使われていないか、西洋わさびや副原料と合わさっているため、ほとんど含まれていないと言います。

実際に頭に塗るかどうかはユーザーの判断ですが、少なくとも私はお勧めしません。
それにしても、本わさびは抗菌・抗酸化作用の高い健康維持にとって有用な健康食品なのですね。しかも、抗AGAに効果を発揮する可能性もあるという。
これは積極的に摂らない理由はありません。
しかし、いままでなども申してきましたがAGAは進行性です。発症したら薄毛化はとどまることなく頭皮を侵食していきます。
薄毛がAGA由来のものであり、その進行を食い止めたいのであれば、即座に専門医への無料カウンセリングを申し込むべきです。
思い悩んでいるその時間も、AGAによる薄毛は進行していきます。AGAによる天辺ハゲから生え際の後退まで進行していた私は、梅田にある親和クリニック大阪院での自毛植毛手術で頭髪を取り戻しました。
とにかく、早い判断が必要です。