かつら の よもやま話

薄毛で悩んでいた私が解決を心に決めたとき、その選択肢として考えたのが
[かつら・自毛植毛・プロペシアなどの服薬]の3つの手段だ。

それぞれの方法をいろいろと調べた結果、最終的に自毛植毛を選択したのだが、
現在ではプロペシアなどの服用も併用して行なっている。
せっかく植毛した頭髪なのだから、大切に育てないと。

というわけで今回は、私がかつらを選ばなかった理由を記したいと思います。

一概にカツラと言っても、今の時代、様々な形態がある。
昔のイメージでは「スポっと頭に被り、ちょっとしたショックでズレてしまう」というものだった。
しかし現代のかつらは、テープなどの留め具でガッチリと固定する脱着式に加え、
かつらのベースと自毛を接着剤で固定するもの、専用の糸を自毛に編みこんで固定する
ものなど多種多様となっている。

着脱式は必要のないときには簡単に外すことができ、外せば頭皮の地肌をシャンプーで洗い流すこともできる。
一方で固定式は、メーカーの店舗で装着してもらうと、メーカーにより異なるが最長で1カ月ほどは着けたままでいられる。もちろん、シャンプーだってそのまま行なうことが可能。
ただし、自毛の発育にともなって接着剤が緩んでしまうため、人によって異なるが3~4週間ごとに
店舗で調節してもらう必要にせまられる。専用の糸を自毛に編みこむパターンについても、
同様に月1ほどでメンテナンスに赴くことになる。

かつらの概要はこのような感じ。
で、私が選ばなかった理由、それは価格。

メーカーによって価格差があり、ネットではお手頃のものも見受けられるが、
やはり信頼性を考慮するとの名のあるメーカーのものにしたい。
そうすると、かつらの本体が1つで10~20万円ほど。そして月々のメンテナンス代が1~1.5万円ほど。
かつら本体の耐用年数がきたらまた購入。さらに予備の購入も考えなければならない。

これが死ぬまで続くとなると……。残りの人生を考えてしまうと、私はどうにも二の足を踏んでしまう。
某メーカーの最新式ともなると、かなりお高いよう。
ウェブ上には価格が書かれていないってとこが怖い。

もちろん、かつらを選択している人を否定しているわけではありません。
人それぞれの悩みが違うように、解決策の選択も違っていて当然です。

薄毛の悩みを解決するための選択肢が多くある現代。
いい時代になったものです。ホント。