やや古いニュースとなってしまいますが、2013年の春、資生堂からこんな発表がなされました。
http://www.shiseidogroup.jp/rd/development/medicalcare.html
ヒト由来の組織・細胞を移植して、自己再生能力による治癒を期待する治療方法。
すなわち、採取した自分の髪を培養したのちに、自分の頭皮へ移植するということ。
これはFUE法(切らない手法)をさらに発展させたようなもので、
採取した株を培養することで、極端に言うと一つの株を数百・数千にまで増やし植毛すると。
我々、薄毛で悩む人間にとっては夢のような技術です。
くわしくはコチラ(http://www.shiseidogroup.jp/releimg/2159-j.pdf)にあるのですが、
これが発表されたのは何度も書きますが2013年の春。
その後2014年の夏に、同年の秋からヒト試験に着手し2018年頃を目途に実用化を目指すとの発表がなされたようですが、いま2015年初冬。
これ以降の動きが見えないんです…
毛髪に限らず、再生医療は山中伸弥氏が開発したiPS細胞によって飛躍的な発展を遂げるでしょう。
そのための準備期間は長い年月かかることも承知しています。
それがこれからの人類のために役立つことなのですから。
ですが、現在進行形の脱毛は待ってくれないんです。
毛髪再生医療が実用化され、安全性が担保されたと納得できたら飛びつくでしょうが、それ、いつの話???
まずは、いまできることで悩みを解消して、時を待つのが良い選択なのではないでしょうか。