AGEの増加が老いを加速させる!?

AGE(終末糖化産物)という物質をご存知でしょうか。
食事などから摂った余分な糖質が体内のたんぱく質などと結合し、細胞などを劣化させる現象を糖化といいます。糖化が進むと肌のシワやシミなどがより堅調になってしまうのです。当然、皮膚の一部である毛髪にも悪い影響があるはずです。親和クリニック大阪院で植毛手術をした私としては、気になるところです。
それだけにとどまらず、AGEは内臓などの体内組織に作用し、多くの病気の原因となってしまうのです。

AGE発生の仕組みとは?

食事などにより摂りすぎた糖がタンパク質と結合。
するとタンパク質の劣化につながり、タンパク質が劣化するとAGEになってしまいます。
AGEが体内に蓄積すると、細胞の働きが弱くなり柔軟性や弾力性が失われ組織がもろくなってしまいます。

AGEは一度体内に作られると元には戻らないそうなのです。ですので、溜めないことが大事。身体が硬くなったり、皮膚の弾力が失われることが、体内の蓄積の兆候だそうです。
AGEは生まれた時から体内に蓄積志続けます。そして40歳を過ぎたあたりで影響が出始めるのだとか。細胞の働きが弱くなると免疫機能が落ち、それがゆえに病気の発症につながるということです。

よりAGEが蓄積しやすい場所は、肌や血管、関節や目だそうです。肌はシワが増え、血管は動脈硬化が進み、関節は膝や股関節が痛みだし、目の場合は白内障や視力低下などが発生してしまうのだとか。

溜めない食事と生活習慣が大事

体内に発生してしまったAGEを無くすのは無理なのだそうですが、
溜めないようにする食事法はあるそうです。
まずはダメなのは、炭水化物の多量摂取に毎日のアルコール摂取。
AGEは摂取した糖と体内のタンパク質が結合することで発生するので、間食やお菓子などで糖分を摂りすぎてしまうのも良くありません。また、調理するときの温度により糖は増加するそうです。
炒め物や揚げ物よりも、より生に近い食品のほうがAGEの発生を抑制できるというわけです。さらに油があると糖とタンパク質が結合しやすくなります。
食事の最初に食物繊維を摂取し、血糖値の上昇を抑えることも大事です。また、血糖値が一番上がるのは食後1時間ですので、この時間に適度な運動を行なうのもAGE抑制には効果があるそうです。キノコやブロッコリースプラウトなどはAGEの吸収を抑える効果があるそうですので、日々の食事に取りいれていくのも良いでしょうね。

AGEを増やすのは、食事だけとは限りません。
睡眠不足やストレスによっても、体内のAGEは増えてしまうのです。
紫外線を浴びるのも良くありません。紫外線照射により肌のコラーゲンが傷つくと、AGEが増えてしまうのです。
現在、AGEを体内から排出する方法は未だ研究中だそうです。マウス実験で体外への排出が成功した例があるそうですが、この先の実用化には時間がかかるでしょう。

抜け毛の原因にもつながるAGE

内蔵の老化は生命を脅かす重大な疾病につながります。
皮膚の衰えはアンチエイジングの対極にあるものです。
そういったことも大事なのですが、育毛バカの私としては、
AGEの蓄積により頭髪にも確実にダメージが及んでしまうと言うことが重要案件なのです。
先述しましたがAGEにより血管が衰えると、血流が弱まり毛細血管の働きも鈍くなります。
これでは頭髪に十分な栄養を届けることなど不可能です。
また髪のたんぱく質が糖化してしまうと、ハリやツヤがなくなってしまうのです。
抜け毛や切れ毛の原因にもつながります。

私はライターという仕事上、パソコンに向かって頭をひねることが日常です。
脳を働かせるためという名目で飴やチョコレートを口にする機会が多いのですが、
これからは控えなくちゃいけませんね。