髪が生えているように見せる!? 最新の薄毛治療!

ものスゴい薄毛治療を発見してしまいました。まさに衝撃。
いや、薄毛治療と書かれているから薄毛治療法なのでしょうが、
これは既成概念を覆すというか、根本的な考え方が違うというか……。

私が親和クリニック大阪で行なった「自毛植毛手術」も、最初に知った時、
そして全容を知った時は衝撃を受けました。
頭髪を失ってしまった部位に、AGAの影響を受けにくい部位から
毛根ごと移植して定着させる。植えた頭髪はグングン育ってハゲた部分が再生する。
そういう方法があったのか! と。

今回ご紹介する治療法は髪の毛を生やすのではなく、
髪の毛を描いてしまう!
というシロモノなのです!!

どうですか、驚いたでしょう?

詳細はこちらのホームページに掲載されています。
http://m-smp.com/

表参道首藤クリニック 統合医療研究所 メディカルSMPセンターというクリニックでは、
マイクロニードルを使って専用のインクを頭皮に注入。専門医の手で毛根を描き、
あたかも毛髪が生えているように見せてしまう技術だそうです。

カンタンに申せば、頭皮に毛髪(毛根)状の刺青を入れてしまうということ。
これなら、抜け落ちる心配もないですし、手間のかかる頭髪ケアも一切不要!
……そりゃ、髪の毛じゃないし、インクだから。

これは、アートメイクの一種だそうで、従来の装飾としての刺青(タトゥー)とは違い、薄毛治療を目的としたれっきとした医療行為であるとのこと。
使用するインクも刺青とは違い、注入する深度も異なっているため、訓練を積んだ医療従事者のみが為し得る技術だそうです。確かに、デリケートな頭皮に細かく描いていくことは、
医療従事者(専門医)でないと施術はできないでしょう。
どうやら、滲みなどのテクニックを使って、より自然に近い仕上がりを目指しているようです。
アートメイク同様、消すことは可能だそうですが、現在のところは除去を受け付けてはいないそう。将来的には導入予定だとか。

また、経年劣化は人によるそうで、2年に1度ほどのメンテナンスを推奨しています。
個人差はあるでしょうから、術後の専門医のチェックは必要。
これは、どんな手術でも同様ですよね。

ホームページ上の画像を見た限りでは、頭髪状のものを点のように細かく打っていくようで、丸刈り頭・坊主頭のような仕上がりになるようです。当然、長髪は無理ですよね。

気になる治療費ですが、詳細はホームページに明記されていますが、
範囲によって大きな差がありますね。広範囲だと医師の手間も増えますし、より時間もかかる。
これは当然でしょう。

AGAに悩み、髪の毛を伸ばすことを嫌う方にとっては、良い治療法のひとつなのではないでしょうか。
AGAの範囲外、すなわち側頭部や後頭部の頭髪を小まめに短く刈り込んでおけば、
治療したところが、悪目立ちすることもないでしょうし、大きな傷跡がある人などは、
この治療法で目立ちにくくすることも可能でしょう。

施術後の制約や、治療費の差を鑑みると、自毛植毛手術と比べて、うーん……。
と、言ったところでしょうか。

私が思ったのは、自毛植毛手術を受けた後の、株を採取した痕跡をコレで目立たなくする……。いや、つむじとか薄い感じが気になる部分のボリュームを出す。うーーん。なんとも言えないですかね。

一通り見て、一番気になるところは、刺青と同様、一度でも入れてしまうと消すのが大変であろうというところでしょうか。
将来的には対応予定でも、現状、除去は行なえないとしているところが、片手落ちな感じがして不安になります。

とは言え、頭皮に毛根(毛髪)を描いてしまう!
考えもしなかったパンチの効いた治療法であることは確かですね。