飲んでよし塗ってよし~緑茶で育毛ライフ~

以前、緑茶を使って洗髪することは育毛にとって効果的であるという記事を書きました。
今回はその続報でして、なんと海外でも緑茶が育毛にとって効果的だとの意見がWeb記事に掲載されていました。

その記事ではSkinmed誌に掲載された研究を引用。
研究の結果では、緑茶の経口摂取がフリーラジカル(体内の活性酸素の一種)の除去や癌の予防、脱毛や皮膚老化に加えて、ソラレン-UV-A療法に伴う有害作用に対する保護に効果的である可能性を示唆しています。
緑茶抽出物の局所適用では、アトピー性皮膚炎や尋常性座瘡、男性型脱毛症、多毛症、ケロイド、およびカンジダ症などに対して潜在的に有効。
いくつかの皮膚病状に対する緑茶の使用には有望な結果があるとのことです。

つまりは、通常どおりに飲んでも気になる箇所に塗っても、緑茶は人体にさまざまな効果をもたらしてくれるであろうということでしょう。
とは言っても、皮膚に塗ったり頭髪を洗い流したりする際には、淹れたてアツアツのお茶ではなく、ちゃんと冷ましたお茶を使用してください(笑)

確かに、緑茶に含まれるカテキンには抗酸化作用や抗菌作用、血中コレステロール低下作用などがあり、血行促進や新陳代謝アップなどの効果があります。
緑茶で洗髪すると、カテキンによって5αリダクターゼを抑制する効果があるほか、お茶の強い殺菌効果によって頭皮環境を正常に保ってくれる効果があるらしいです。

緑茶は効果的らしい…でも、それだけじゃダメ

緑茶というのは、所謂お茶というものの1種類です。
茶葉から抽出された液体はすべてお茶として分類され、そのなかには緑茶のほかに紅茶やウーロン茶、プーアル茶など多様な種類が存在しています。
それらは茶葉の発酵過程により細分化されています。もちろん味も変わってきます。
もとは同じような茶葉なのに、なぜ緑茶が育毛に良いとされているのでしょう。
それはひとえに、茶カテキンのおかげです。
種類にもよりますが、緑茶には豊富にカテキンが含まれています。
茶カテキンは前記のとおり5αリダクターゼを抑制する効果に加えて、抗酸化作用の強いエピガロカテキンガレート(茶カテキンの一種)が含まれているため、体内の活性酸素の除去に強い効果を持つそうです。
エピガロカテキンガレートは、緑茶以外の植物からは発見されておらず、ウーロン茶や紅茶にはほとんど含まれていないそうです。

というわけで緑茶は育毛に役立つのだそうですが、
頭髪の成長過程を考慮すると、お茶だけ飲んでいればいいってものではありません。

頭髪はケラチンというタンパク質で形成されています。
これは18種類のアミノ酸が結合してできているので、その栄養源として良質なタンパク質を摂取することが必須なことです。
タンパク質は肉類に多く含まれていますが、肉類は脂質も多いため多量の摂取は過剰な皮脂分泌に繋がってしまいます。
その結果として毛穴詰まりの原因ともなってしまうので、育毛を第一に考えるのであれば肉類の過剰摂取は禁物です。
できたら、肉類に加えて大豆の摂取も考慮してもらいたいところです。
大豆はホルモンバランスを調整してくれる働きもあるので、抜け毛を防いでくれる効果があります。
たんぱく質だけではなく、各種ビタミン類の摂取もも育毛にとっては必須です。
ビタミンには、摂取したタンパク質を分解して合成する作用があるのです。
ビタミンAは緑黄色野菜。ビタミンB群やビタミンDで必須なものは青魚に多く含まれています。
これは、アミノ酸の代謝に必要です。
そしてミネラルも大切な成分です。これは亜鉛やカリウム、ナトリウムなどで、海産物の牡蠣や青魚、緑茶などに含まれています。

つまりは暴飲暴食、過度な飲酒などをせず、健康的な食生活を心掛けましょうということです。

まとめ

もちろん、これだけのことを行なっても、AGAに対しては抗いきれない場合があります。
自分の薄毛がAGA由来によるものだと思ったら、できるだけ早く専門家へのご相談をお勧めします。自毛植毛手術や薬剤による治療まで様々な対処法をご提案いただけます。

私は、梅田の親和クリニック大阪院で、信頼できる先生と巡り合えて、人生が180度変わりましたが、色々な専門クリニックへ行ってみて、自分に合った治療法を見つけてください。