食事によっては薄毛を促進!?

梅田の親和クリニック大阪院で自毛植毛手術を受けて以来、世の中の毛髪関連の記事を紹介しています。改めてネタ帳を見返していたら、紹介し忘れていた注目記事がありましたので、今回紹介したいと思います。

随分前ですが、Webの日刊大衆にて、フサフサな頭髪を長きにわたって維持するためには食事の大切さを解説した記事が掲載されました。

日刊大衆
https://taishu.jp/articles/-/62826?page=1

薄毛の大敵?! 炭水化物? 酸化した油?

東京医科歯科大学の名誉教授(医学博士)の談として記事は構成されています。
詳細は同ページをご覧いただくとして、ここで簡単にまとめると「日常的に摂取する食事の質によって、薄毛が進行してしまうこともある」。また、「その逆もまた真で、薄毛を予防する食もある」ということのようです。

まず、薄毛を進行させてしまう食事として同博士が挙げているのが炭水化物の過剰接収です。
炭水化物を多く採りすぎてしまうと、人体は血糖値が上昇します。血糖値の上昇は糖尿病の原因となります。
高血糖により糖尿病が進行すると体内の血流が滞り、毛細血管が多い網膜や腎臓などが特にダメージを受けてしまうそうです。
しかも、これは頭皮も同じとのことで、頭皮化の毛細血管の血流が弱まると、頭髪を育てる毛母細胞に血液が行き届かなくなってしまいます。その結果、頭髪が弱体化してしまい抜け毛につながるというのです。

加えて、揚げ物や炒め物などで油分を多く摂取する食事に偏ってしまうことも警告されています。
酸化した油が採り込まれると、体内に活性酸素が大量に発生してしまうのです。
活性酸素は血流の滞りと同様に、頭皮の毛細血管や毛母細胞にダメージを与えることに繋がってしまうというのです。唐揚げ好きな私としては耳が痛い事実です。

博士は糖尿病を患われたそうですが、その後に糖質制限食を実践するようにしたところ、「コレステロール値や中性脂肪値も適正値に改善していき、それと同時に抜け毛が目に見えて減ってきた」そうです。

何を食べれば?

同博士は腸と腸内細菌を研究テーマにされていて、そちらから毛髪増量へアプローチしたそうです。
腸内細菌は毛髪の成長に欠かせない各種ビタミンなどを作る働きや、活性酸素を消す強力な抗酸化力があるとのこと。腸内細菌を活発化させることが、頭髪の元気にもつながります。
お勧めの発酵食品の味噌で、これは腸内細菌を増やすのに役立つのだとか。

それに加え、青魚(DHA・EPA)、納豆(発酵菌)も腸内環境を整えるには最適なのだそうです。
さらに、亜鉛の接種の重要性についても述べられています。亜鉛は牡蠣やレバー、卵やウナギなどに含まれています。

また、以前紹介したようにシリカにも頭髪を若返らせる役割があるそうです。
シリカとは二酸化ケイ素(SiO2)、または二酸化ケイ素によって構成される物質の総称です。
シリカという呼び名のほかに無水ケイ酸、ケイ酸、酸化シリコンと呼ばれることもあります。
人体においてシリカは、血管の弾力性を保ったり、皮膚のコラーゲンの生成を助けたりするなどの働きがあるのだとか。
コラーゲンは頭皮や毛母細胞の健康維持に重要な役割を持つ栄養素のひとつです。
シリカは玄米や粟、ほうれん草などの食品に含まれています。

まとめ

このように、食生活の偏りというものは、抜け毛につながることはもとより、身体の健康維持に代ダメージを与えてしまう要因のひとつです。
薄毛を避けるためには、頭髪を育てる食事の摂取はもちろんのこと、
まずはハゲないための食事を避けることが大事なのではないでしょうか。