資生堂、自家細胞移植の臨床研究を開始

まずはコチラの記事を見てもらいたい。
http://news.mynavi.jp/news/2016/06/27/284/

東京医科大学(東京医大)、東邦大学、資生堂の3者が、脱毛症や薄毛に悩む人を対象にした
医師主導の臨床研究を開始したとの情報だ。
これは、患者から採取した細胞を培養して移植(自家細胞移植)することで、
脱毛症や薄毛に対する治療法を確立させることを目指すもの。

簡単に言えば、親和クリニック大阪で行なった自毛植毛手術の発展型といったところか。

私の場合、気になる部位に移植する毛根(株)を、移植する分だけ後頭部から採取した。
今回のこの技術は、採取した株から毛球部毛根鞘細胞のみを取り出し、
細胞培養した後に脱毛部位に注入(自家細胞移植)するというものだ。

免疫拒絶などの副作用がなく比較的安全性の高い治療方法と考えられているほか、
必要な組織採取も直径数ミリ程度と侵襲性が小さいのがメリット。

免疫拒絶などの副作用がないのは、私が行なった自毛植毛手術も同様。
自分の細胞を自分に移植するので、当然と言えば当然だが。

この技術が確立されれば、ドナーとなる株の採取は最小限にとどめられ、
培養するのだから移植する範囲や密度が制限されるということもないだろう。

この件に関しては、これからも追っていこうと思っている。
続報を期待したい!