見逃せない緑茶の殺菌効果

日々の暮らしのなかで何の気なしに口にする飲み物と言えば、好みによりますが水やお茶、コーヒーに紅茶や清涼飲料水など多くの種類があります。
私は若いころは清涼飲料水を好んで口にしましたが、歳を重ねたいまはお茶類やコーヒーを選ぶことが多いです
今回ご紹介するのは、そのお茶です。そのなかでも緑茶の持つ成分が、育毛にとって効果的なのではないかという情報をお届けします。

緑茶とは

緑茶は、茶の葉を発酵させず生のまま乾燥させたものです。
日本全国で芝居されていますが、有名な地としてあげるとすれば静岡、京都、福岡といったところでしょうか。
産地によって名称や特徴に違いがあるのだそうで、好みのお茶を探すのも一興です。

参考:農林水産庁
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1704/spe1_02.html#:~:text=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%80%81%E6%9D%B1%E5%8C%97%E3%81%8B%E3%82%89%E6%B2%96%E7%B8%84,%E7%94%B1%E6%9D%A5%E3%81%A8%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

緑茶にはカテキンやカフェイン、テアニン、サポニン、各種ビタミン類などが含まれており、血中コレステロールの低下や体脂肪低下作用、抗菌・抗酸化作用やがん予防にも効果があるとされています。

参考:お茶百貨 株式会社 伊藤園
http://ocha.tv/components_and_health/benefits_greentea/

緑茶のカテキンを世界で初めて発見した女性農学博士

数ある緑茶の成分のなかで、今回注目したいのはカテキンです。
この緑茶カテキンですが、世界で初めてその存在を発見したのは辻村みちよ氏という日本の生化学者です。

参考:ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97468.php

上記の記事によりますと、

1929年には世界で初めて、緑茶成分からカテキンの分離・抽出に成功。翌年にはタンニンの分子構造を解明し、結晶状態で抽出した。この2つの成分はポリフェノールの一種で、苦味や渋味をもたらすことで知られる。
ビタミンCを含む緑茶の成分を辻村らが特定したことで、緑茶の北米向け輸出量は大きく増加したという。

とのことです。

1929年というと昭和4年。この時代に女性の化学者が活躍していたというですから、並大抵の努力ではなかったでしょう。ちなみにこの年は6月に北海道駒ヶ岳が爆発・噴火し、12月に東京駅に八重洲口が開設されたそうです。
緑茶カテキンというのは、いまをさかのぼること90年以上も前に発見されたのです。

カテキンの作用で髪を健康に

カテキンは、ポリフェノールの一種で、昔からタンニンと呼ばれてきた緑茶の渋みの主成分です。カテキンは抗酸化作用があり、血圧の上昇を抑制したり、脂肪の分解作用を助けたりする作用もあるそうです。
またカテキンの働きより頭皮の老化を予防でき、頭皮下にある毛細血管の働きを助ける効果もあるため、抜け毛を減らし丈夫な髪の毛が育ちやすいような頭皮環境に整えることができるということです。

緑茶はそのまま飲んでも良いですし、飲む以外にも洗髪時に使用しても育毛効果があるとされています。
ただし、緑茶で頭皮を洗い流す場合には、十分に冷ましてから使用してください。

カテキンも抗AGAには望み薄

そんな身体的にも頭髪的にも健康に良いとされる緑茶ですが、思春期以降の一部の男性が発症するAGA(男性型脱毛症)に対抗する武器としては、役者不足です。
その発症原因が遺伝的な性質のAGAは、「髪に良いとされるもの」や、「育毛ケア」を目的としたものでは抗えないほど猛威を振るいます。
ひとたび発症してしまうと、頭頂部の薄毛化や生え際の後退など、所謂ハゲ化の進行はとどまりません。
こうなるに至っては、やはり専門医に頼るのが賢明な手段と言えます。
若いころからAGAによるハゲ化に悩み続けていた私は、複数のクリニックで無料カウンセリングを繰り返したのちに、梅田の親和クリニック大阪院で自毛植毛手術を受けることを選択。見事にハゲ化を食止められました。
そして術後はデュタステリドやハイブリッドミノキシジルといった発毛医薬品を活用しつつ、遺伝であるAGAの進行を食い止めています。

もちろん、日々の生活における健康維持の一環として、これからも緑茶を摂り入れていきます。