育毛に効果のある食べ物とは

男性が発毛しなくなる原因の大多数は男性型脱毛症(AGA)であり、
AGAには育毛剤やら髪に良いとされるシャンプーやらヘッドスパやらは、
ほとんど効果がないのが現状。
これは、前回紹介した書籍『薄毛革命』でも、著者である親和クリニック総院長・音田正光先生が明記している。
実は、それらには科学的エビデンス(証拠)があるものなど、何ひとつないのだそう。

確かに発毛に関してはそうであろうし、頭髪を取り戻すには現状、自毛植毛がなによりも近道だと私も思う。

ただ、私のように自毛植毛を行ない、頭髪を取り戻した者が次に行なうべきこと、

それは既存の頭髪や頭皮の健康を維持することだろう。
つまり、育毛である。

育毛とは読んで字のごとく、頭髪を育てること。
頭髪へのダメージを抑えた洗髪法や、ドライヤーのあてかたなどは以前に記したが、
今回は頭髪を育てるうえで育毛グッズなどを購入する以外でできること、そして日常的にできることである食について調べてみた。

まず、頭髪はケラチンというタンパク質で形成されている。
これは18種類のアミノ酸が結合してできているので、良質なタンパク質を摂取することが必須。
タンパク質は肉類に多く含まれているが、肉類は脂質も多いため多量の摂取は過剰な皮脂分泌に繋がってしまい毛穴詰まりの原因ともなってしまうので注意が必要だ。
ここはやはり、大豆に注目すべきであろう。大豆はホルモンバランスを調整してくれる働きもあるので、抜け毛を防いでくれる効果があるという。

次に必要なのは各種ビタミン類。ビタミンには、摂取したタンパク質を分解して合成する作用があるのだ。
ビタミンAは緑黄色野菜。ビタミンB群やビタミンDで必須なものは青魚に多く含まれている。これは、アミノ酸の代謝に必要。

そして大事なミネラル。これは亜鉛やカリウム、ナトリウムなどで、海産物の牡蠣や青魚、緑茶などに含まれている。
これらに加え、玉ねぎなど血流を促進する野菜類を摂取することも忘れずに。

肉ばかりを過剰に摂取せず、野菜や魚などをバランスよく摂取する。

世間で言われているところの健康的な食事というのは、育毛にとっても大切なことであるようだ。