病気や疾患を抑える飲み薬

アメリカの製薬大手メルク社が開発した新型コロナウィルス感染症対策の飲み薬「モルヌピラビル」を厚労省が特例承認しました。

この薬は、重症化を防ぐ初めての飲み薬だと言います。
患者が服用できるよう、昨年末から全国の医療機関などに配送することにしているそうです。

対象は、発症から5日以内の軽症から中等症の患者のうち、18歳以上で、重症化リスクがある人で、
1日2回、5日間服用するとしています。

とされています。

参考: NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211224/k10013402881000.html

その一方、フランスではオリビエ・ベラン保健相が、モルヌピラビルについて発注を取り消したと発表。その理由として、臨床試験での効果が予想よりも低かったためとしています。

参考:読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/world/20211224-OYT1T50122/

医薬品の種類

医薬品の形状は内服薬、注射薬、外用薬の3種に分類されています。
飲み薬とは内服薬のことで、経口により用いられる薬を意味します。
内用薬と称される場合もあります。主に胃や腸で吸収され、効力を発揮するようにできています。
注射薬は病院内で使用される場合が多く、インスリンなど自分で注射する一部のもの以外は、ドクターや看護師の手で患者に投与されます。
外用薬は、内服薬と注射薬を除く、人体へ直接的に用いるすべての薬として定義されています。身近でなじみ深いものとしては、塗り薬や湿布薬、点眼薬などが挙げられます。

多岐にわたる内服薬の種類

内服薬には固形の錠剤やカプセル剤、粉末状の粉薬、液体状の水剤といった種類があります。
いずれも目的によって配合されている成分が異なり、用法や容量などもさまざまです。
身近で言うと風邪薬や胃薬などがあります。これらもそれぞれ、服用する量やタイミングが異なります。

AGA対策の内服薬は2種類

私は20歳代前半から悩み続けたAGA(男性型脱毛症)に起因する薄毛の症状を、梅田の親和クリニック大阪院で自毛植毛手術を受けることによって克服しました。
AGAの影響を受けない部位(後頭部)から採取した頭髪は、AGAの影響を受ける頭頂部や生え際に移植しても性質は変わらず、AGAとは関係なしに健康的なヘアサイクルを繰り返します。これで私は、AGAによる薄毛化から解放されました。
と言っても、自毛植毛手術時に残っていたAGAの影響を受ける部位の頭髪は、何も手が入っていないため抜け落ちてしまう可能性があります。
そんなもともと生えている貴重な頭髪を守るため、私も手術後から定期的に親和クリニック大阪院で処方してもらっています。
自毛植毛で頭髪と自信を取り戻した後にまたハゲの悩みに苛まれるわけには行かないので、大切なことです。

AGA治療薬での内服薬は、その有効成分によりフィナステリドとデュタステリドの2種類に分けられます。
フィナステリドは先発医薬品のプロペシアをはじめ、複数種のジェネリック医薬品が存在します。
そしてデュタステリドも同様に、有名なザガーロをはじめ複数種のジェネリック医薬品があります。

ちなみに親和クリニック大阪院ではフィナステリドとデュタステリドの両方が用意されています。ご自分の症状や身体的な状況をドクターと相談し、処方してもらえるので安心です。

参考:親和クリニック 投薬による薄毛(AGA)治療の費用・料金
https://shinwa-clinic.jp/price/medicine/

内服薬は用法が大事

風邪薬や胃腸薬とは違い、特定の症状を抑制するための医薬品は、服用方法が細かく決められています。
鎮痛薬剤のように必要なときだけ使用する服用の薬剤は例外として、多くの薬剤は長く服用し続ける場合があります。
AGA治療薬も、その効果を維持するためには長く服用し続ける必要があります。それも、むやみに服用し続ければよいというものではありません。

飲み薬は、医薬品は胃や腸で薬効成分が血液中に吸収され、全身に運ばれていきます。そして目的部位でその効果を発揮します。
医薬品を繰り返し摂取すると薬効成分が体内に蓄積されていきます。これを、血中薬物濃度とも言います。静脈投与以外の方法で与えられた薬物の血中濃度は、一定時間後に最大濃度に達しその後に減衰します。AGA対策の服用薬において最大限の薬効を期待するには、この血中薬物濃度を一定にしておく必要があるのです。
これだけ聞くと難しそうなイメージですが、することは簡単です。毎日、同じ時間に同じ量の内服薬を飲むことを習慣づけるだけです。私はデュタステリドを処方してもらっていますが、効果判定までに半年ほどの時間を要します。
そのため、服用しない日が続いたり、何らかの理由により服用を中断してしまったりすると、十分な効果が発揮されません。

ちなみに私は対AGAの外用薬も使用しています。
親和クリニック大阪院では独自に開発したハイブリッドミノキシジルという医薬品を処方してもらえますので、デュタステリドを服用した後にハイブリッドミノキシジルを頭部に着けて優しくマッサージするというルーティンを心掛けています。