新型コロナウィルス感染症の猛威は世界を巻き込んでいますが、そんな中、起こった性差別の問題はようやく収まった感じです。
さて今回は、まずこちらのWebページをご覧ください。

参考：NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210128/amp/k10012837311000.html

気遣いが迷走

秋田県で行なわれている恒例の催しを伝えた記事なのですが、｢髪の毛が少なくなった男性たちが頭の輝き具合などを競う恒例の催し｣と紹介されています。

この催しを以前ニュースで見る機会があったのですが、｢ハゲ頭のおじいちゃん｣たちが頭を自慢し合う」云々と紹介されていたと記憶しています。
しかし個人的な特徴や見た目の違いなどに配慮する現在では、上記のような表現になるようです。

「薄毛」や「ハゲ」をネタにする

私は、この場において｢薄毛｣や｢ハゲ化｣と書き連ねていますが、それはもともと私自身のことですので気にせずにいました。
もちろん、他人に対してはこのような言葉をかけることはありません。それは、自分自身がＡＧＡ(男性型脱毛症)によるハゲ化に悩んでいたからです。

自毛植毛で頭髪を取り戻す以前の私が散々、言われていたことでとても嫌な思いをしました。言葉を発した相手は、たいして考えてもいなかったことだと思うし、よく見るイジりの範疇だと思います。
しかし、ひたすら言われ続けた身としては、自分が少しでも不快と思ってしまった言葉を他人に使おうとは思いません。まして、同じ悩みを抱える人を同じネタでイジるなんて考えてもいません。
何度も言いますが、それは私自身が同じ環境下に立っていたからです。もちろん今でも、薄毛やハゲ化に気を配って生活しています。

得てして人は、自分の身に何か起きるまでそれが問題であるのかどうかとは思い至りにくいものだと私は考えています。
最近の様々な差別問題については、指摘する側のやりすぎもあると思わないこともありませんが、世間の風潮というものは日々刻々と変化していきますし。いままでは見過ごされていた少数意見でも、世間を巻き込んだ大波へと変化させることができるテクノロジーは、よりよい社会を構築するうえで重要な要因になってきています。個人個人を尊重でき配慮できる社会というのが理想です。

迷走の果て？！

ダラダラと書いてしまいましたが、前述を踏まえてこのサイトをご覧ください。

参考：コクッチ
http://kokucchi.com/h/

知り合いがハゲ始めていることを、匿名で知らせてあげることができるアプリだそうです。
私がＡＧＡ対策や育毛について情報を集めているからこのページを紹介していますが、本来このアプリではハゲは１項目にすぎません。
そのほかにも｢わきが｣や｢口臭｣、｢ウソつき｣など、様々な種類の項目が用意されています。
正直、ほっとけと思われる人も多いでしょう。メールされた方はの特定できない個人から指摘が届くので良い気分がするとは思えません。個人的にはとても陰湿なやり方だと思います。

しかし良い風に考えれば、気になることをそのまま本人に伝えるのは忍びない、勇気がないといった人が、それでも相手のためを思って伝えておきたいので利用するといったところでしょうか。かなり好意的に考えないといけませんが。

世の中には思いもよらない角度から鋭いアイデアで、アプリを作る人というのもいるものです。
アプリで集めた悩みを持つ方のアドレスをどうするのかも気になります。
自分のアドレスを送ってみれば、正解がわかるのでしょうが、お悩み解決商品広告がいっぱい届くのも困るので、確認はやめておきます。

それにしても、ＡＧＡは本人が気づかないうちに進行していきます。
頭髪チェックはもちろん、近しい人に状態を聞いてみたり、専門医のカウンセリングを受診してみたりするのも判断基準としてみてはどうでしょうか。