日英で薄毛を揶揄した広告

「不毛な争いをなくそう」などと記載し、フリーアナウンサーの山本浩之氏の頭髪を強調したポスターとチラシ3種を制作した大阪司法書士会が、「配慮が不十分だった」として回収していたことがニュースになっていました。
大阪府内の会員約2400人に配布していたそうですが、複数の会員から「身体的特徴を揶揄するような内容で不快だ」との指摘があったといいます。
大阪司法書士会によりますと、ポスターは広告代理店に発注。山本アナの顔写真を並べて「遺言で不毛な争いをなくそう」「いい相続は明日を明るく照らします」といった文言が記されていたそうです。
同会は「人権を尊重する団体として配慮が足りなかった。11日に回収する封筒を会員に送っている。今後は役員も研修を行ない、再発防止に努めたい」と話したそうです。

参考:産経ニュース
https://www.sankei.com/life/news/210514/lif2105140045-n1.html

ご自分で積極的に薄毛をネタにしていた

元関西テレビの局アナである山本アナといえば、その頭髪ネタは関西では有名です。
以前はカツラを付けていたそうで、放送中に何度か外れそうになったこともあるなど、面白エピソードも豊富です。1998年にオンエアされたの深夜番組で、自らカツラを外してカミングアウトしたそうですが、そのときもカツラを付けていることを知っていたスタッフからは散々な演出でイジられたそうです。現在の個人事務所「PHカンパニー」のPHは、
「Positive Hage」の頭文字から取ったのだそうです。

今回、ご時世的なものもあるのでしょうが、多くのクレームがついたことでポスター類も回収になったそうです。山本アナのキャラ的に、ご本人はノリノリだったのだろうなと推察できてしまうのは、関西在住で彼の出演番組を目にする機会が多い者ならではなのかもしれません。

そんな「容姿をイジるポスター」の話が大阪であった1年ほど前、似たようなポスターに関する問題がイギリスでも起こっていました。

参考:Techinsight(テックインサイト)
https://japan.techinsight.jp/2020/02/masumi02090905.html

メトロの広告でハゲ頭を揶揄

イギリスはロンドン市内のブリクストン駅構内で掲示された広告ポスターが、多くの人から非難の声があがったそうです。
この広告は老舗の不動産会社「マーシュ・アンド・パーソンズ(Marsh and Parsons)」が出稿したもので、頭部が脱毛した男性の後ろ姿を載せ、明かりを取り込む天窓にたとえるようにも見受けられた。
書かれたキャッチコピーは
「清良な中央の天窓は明るく開放的な生活空間を作り出す」

天窓を脱毛した男性の頭に例えるかのようなポスターは、地下鉄を利用する人々をうんざりさせ、より多くの人がSNSを通じて不動産会社に広告の撤去を求めたそうです。


Facebookで脱毛症に関する情報を共有しているグループのメンバーが同社に苦情を申し立てたところ、「我々は決して不快感を与えるつもりはありませんでした。このような特有の広告は我が社で大きな取り組みとして何年にもわたって行われてきました。しかし私達の広告が脱毛症の人達に不快な思いをさせたことは事実であり、本当に申し訳ないと思っております。皆さんを動揺させようとは微塵にも思ってもいませんでした」
と、謝罪の意を伝えるメールが送られて来たようでしたが、その後に広告ポスターが取り除かれる気配はなかったのだそうです。

謝罪コメントは出すが広告を取り下げないのは、お国柄ということなのでしょうかね。
クレームがあったら謝罪後すぐに取り下げるか、謝罪はするが取り下げないか。
一概には、どちらが良い悪いという問題だけではない気もします。

以前も申しましたが、頭髪が薄いとイジられる傾向があります。
それはここ日本だけではなく、世界でも同じなのですね。
私同様、AGA(男性型脱毛症)由来のハゲ化にお悩みでしたら、私もお世話になった親和クリニック大阪院での自毛植毛という脱ハゲ策があります。無神経な他人にイジられるのが苦痛な方は、ぜひとも無料カウンセリングにて悩みを打ち明けてみては如何でしょうか。