副作用? 副反応? 医薬品とワクチンの違い


この間、私は新型コロナウィルス感染症に対処するための2回目のワクチン接種に行ってまいりました。
どうやら3回目の摂取もあるとのことで、私を担当してくれたドクターに伺ってみたところ、医療関係者は12月に3回目を摂取する予定であると話してくれました。
医療関係者以外は、2回目を摂取してから8カ月ほど期間をあけてから3回目を摂取する方向で検討されているようです。

ワクチン接種時の副反応

一時期、新型コロナウィルス感染症のワクチンを接種したことで、さまざまな副反応が顕れたとニュース等で取りざたされていました。
人によるそうですが、注射した部分の痛み、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等の症状が一般的なようです。
幸い私は、注射した部分の痛みを感じただけでした。2~3日のあいだでしたが、40肩が再来したように腕が上がりづらい状態でした。

参考:厚生労働省 新型コロナワクチンの副反応について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou.html

副作用と副反応の区分は

疾病の治療に使われる医薬品の主な作用を主作用といいます。
その主作用とは異なった作用や身体に悪影響を及ぼす作用のことを副作用といいます。
一方、ワクチンは摂取(投与)によって身体に免疫反応が起こり、それにより体内に感染症の発生を防ぐ免疫ができます。
このときに、免疫ができる以外の反応が発生する場合があるので、医薬品による副作用とは分けて副反応という用語が用いられます。

参考:讀賣新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210124-OYT1T50011/

発毛薬の副作用は…

新型コロナウィルス感染症ワクチンの副反応は先に述べた通りですが、医薬品の副作用については、医薬品の種類ごとに違ってきますので一概には申せません。
そこで今回は、我々のような薄毛を食い止めるために努力している者たちにとって大切な薬である発毛薬の副作用について調べました。

抗AGAの発毛薬では、デュタステリドとフィナステリドの2種類が有名です。
これら2種の医薬品は作用機序が同様のものであるため、副作用も似通っています。
代表的な副作用は、勃起不全、性欲減退、精液量減少といったところがあげられます。
その他にも、乳房障害や精液量の減少も報告されています。
上記の医薬品は男性用ですので、妊婦や授乳時の女性は服用だけでなく、接触も禁じられています。
それは、皮膚からも吸収されてしまう可能性を含んでいるからです。
もちろん、女性の薄毛に対する有効性は証明されておりません。
もし女性が服用してしまうと、ホルモンバランスへ悪影響を及ぼす可能性や、妊娠時、授乳時は男性胎児の生殖器の発育に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
そのため、妊娠時、授乳時の女性が男性向け発毛薬を服用することは禁忌とされています。
女性には女性専用の薄毛治療法が用意されています。

参考:親和クリニック 女性の薄毛治療・ヘアライン矯正
https://shinwa-clinic.jp/medical/ladies/

まとめ

医薬品やワクチンは、副作用や副反応のほかに何らかの原因によりある事象が起こることがあります。原因が分からないことが多いそうですが、それらはひとまとめで有害事象と呼ばれます。
その医薬品やワクチンと因果関係が明確なもの、不明なもの、他の原因によるものをすべて含むものが有害事象だそうです。
副作用も副反応も、期待されたものと異なる有害な影響という点では同一と言えます。

医薬品というものは難しいものです。長年にわたってAGA(男性型脱毛症)に悩んできた私は、梅田の親和クリニック大阪院での自毛植毛により頭髪の悩みを解決しました。
その後は髪を守るため、内服薬のデュタステリドと外用薬のハイブリッドミノキシジルを定期的に処方してもらっていますが、
デュタステリドの副作用は、幸いにして私には発症していません。
副作用はすべての人に起こる作用というわけではありませんが、薬を服用する以上、知っておく必要はあるのではないかと思います。