乾燥する季節は頭皮にとっても辛い季節

本格的な冬の到来で、気温は一段と低く、空気も乾燥してきました。
空気が乾いていると喉も痛くなりやすく、人によっては肌もかさつき、痒みを覚えることもあります。これは自毛植毛で復活した髪にとっても大ダメージです。
さらに、新型コロナウィルスは空気が乾燥していると感染範囲が拡大するというのです。

参考:NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201013/k10012661241000.html

乾燥で猛威を奮う新型コロナウィルス

ウィルスは極小の液体粒ですので、湿気が高いと水分子にぶつかり、地面に落ちます。逆に湿度が低ければ空気中での抵抗が少なくなり、それだけ広範囲にまき散らしてしまいます。
また、空気の乾燥で喉が乾燥してしまうと喉のウィルスバリア機能が低くなり、ウィルス感染の可能性を高めてしまいます。つまり、空気の乾燥は、それだけで感染リスクをあげてしまいます。

そのため、人との接触距離を多めにとったり、マスクやマウスガードを着用したりするのは、拡散を防ぐ意味でも大事なことです。

頭皮の乾燥は髪に大ダメージ

そんな乾燥した空気ですが、育毛にとっても大敵です。
気温が低く乾燥した屋外では、肌を守る必要なうるおいも乾燥によって阻害され、頭皮は乾いてしまう一方です。特に気圧配置が冬型になると日本海側で雪を降らせ、太平洋側に乾燥した強風を吹かせます。関西だと六甲おろし、関東だと赤城おろしという乾いた北風が有名です。灘の日本酒造りでは、この北風を利用して美味しい日本酒をつくっています。

そんな乾燥した北風は、頭皮には大きなダメージを与えます。
頭皮が乾くと表面のハリや柔らかさがなくなり、状態によりますが引っ張られているような感覚を覚えることがあります。またさらに乾燥が進むと細かいフケが多くなるのも特徴です。
脂漏性で気にしない人もいますが、そんな方は湿った大きなフケが頭皮から脱落せず付着している状態になってしまっている場合もあります。
そんな老廃物が頭皮に付着したままだと毛根の周囲にかたまり、頭髪の成長を阻害してしまう一因となります。

これら老廃物を取り除くためには洗髪が大事なのですが、育毛を考えるのであればそこでも注意点があります。老廃物を洗い流すため、あまりにも洗浄力の高いシャンプーを使用してしまうと、頭皮に必要な皮脂まで完全に洗い流してしまう可能性があるのです。
洗浄成分とは界面活性剤のことで、これが頭皮にダメージを及ぼしてしまうこともあります。そのため、育毛を考慮するのであればなるべく刺激の強いシャンプーは使わず、
頭皮に優しい成分を含んだシャンプーを選ぶようにしてもらいたいです。

できれば洗髪後の髪の毛を乾かす場合も、強く温度の高いドライヤーは使わず、低めの温度で優しく風を当てて乾かしてください。
頭皮にうるおいを与えるローションや、トリートメント剤なども併用してみると効果的です。

まとめ

空気の乾燥はコロナはもちろん、お肌にも頭皮にも大敵です。
コロナウィルス対策の観点から、頻繁に換気するとこの季節だと部屋は乾燥しがちです。そのため、加湿器を使用したり、水を入れたコップを置いたりするなどして乾燥対策を行なうことが必要です。

大きなことを言うより、小さなことからコツコツやることが、コロナにも頭髪にもやはり効果を上げるのです。