いつも通り、育毛や発毛に関する情報を検索していたところ、
｢ロバ皮コラーゲンがハゲに効く｣との言葉を目にしました。
ロバ皮コラーゲン！　どうでしょうこのパワーワード。
気になりすぎたので早速、調べてみました。

ロバ皮は漢方薬？！

ロバ皮コラーゲンとは、中国名で阿膠(あきょう)という生薬の一種だそうです。
漢方薬で使用されており、コラーゲンが加水分解されたタンパク質や各種アミノ酸の混合物。カルシウム、マグネシウム、鉄など27種類のミネラルやコンドロイチンを含んでいるのだとか。
ロバの黒い皮膚をゼラチン状になるまで煮込むことで抽出されているのです。
効能は、女性の生理痛の緩和や月経不順、子宮の不正大量出血や、出産後の滋養や抜け毛の改善、便通の改善、骨粗しょう症予防などの治療効果の他に、肌荒れ・乾燥の防止、新陳代謝の促進などの美容効果があるそうです。
それと、表現が曖昧なのですが男性に活力を与え、脱毛症を治すと言われているそうなのです。

歴史的には、特別な種類のロバを原料とする最高品質の阿膠が、皇帝に献上されていたこともあるのだとか。
長い間、阿膠は中国で最も優秀なエリート層にしか入手できないような品物であったそうです。

コラーゲンで頭皮に潤いを

美肌を作ってくれるというコラーゲンですが、肌にいい効果をもたらすならば、
それは頭皮においても同じことです。頭皮が潤い、頭皮環境が正常化すると、皮膚下で作られる頭髪にとっても良い効果を及ぼします。
コラーゲンペプチドは腸で分解されず、そのままの状態で血管を通じてカラダの隅々に届くものがあります。
頭皮下の毛細血管から毛乳頭へコラーゲンペプチドが入ると、毛乳頭細胞にいい作用をすると推測されます。
これは健康な頭髪を作るうえで重要な要素です。

中国での人気の原因は、女性のアンチエイジングはもとより、男性にとっての薄毛治療への期待感に裏打ちされているのもであると推察できます。

そんな、中国で珍重されてきた阿膠ですが、昨今の中国で巻き起こっている好景気が影響しているのでしょうか、現在では非常に高価で取引されているそうです。10年前に比べて10倍もの値付けがされているそうです。
そのため、深刻なロバ不足を招いているようなのです。
この不足により、馬や牛、ラバなどの皮を使用している商品も出回りつつあるのが現状なのだとか。
中国の新聞によりますと、一部の筋金入りの詐欺師たちが、ニセモノの阿膠のために革の靴を再利用することに頼っているとも報告しました。

まとめ

日本国内にも、阿膠を含んだ漢方薬やサプリメントなどが数多く販売されています。
漢方は即効性は低く、徐々に体質を改善していく、言わば体質改善療法です。
日々の生活のなかに摂り入れることで、臓器などの働きを活発化させ、免疫力を高め、時間をかけて体質を改善させていくこというものです。
そのことを踏まえたうえで、私もロバ皮パワーを試してみようかと思います。