私が親和クリニック大阪院で自毛植毛手術を行なって以来、
継続して服用しているAGA（男性型脱毛症）治療薬プロペシア。
もともと前立腺肥大の治療薬として開発されたたが、後に薄毛の治療薬にも
なることが発見され、開発が進められた後に発売された、薬効成分フィナステリドを含有した医薬品の商品名です。
薄毛に悩んでいる人なら、誰もが耳にしたことのある治療薬だと思います。

人間の体内には、5αリダクターゼという酵素があります。
男性ホルモンとは、筋肉量や骨格の大きさ、精子の生成や性欲促進、皮脂分泌量などを司る役目を持ちます。
５αリダクターゼは、このような男性ホルモンの働きを補助するという大切な役割を持っているのです。
しかし５αリダクターゼは、男性ホルモンであるテストステロンをジヒドロテストステロン（DHT）に変換したりもします。
ジヒドロテストステロン（DHT）とは、抜毛因子を発生させてしまうものです。
つまり、男性的な身体の構成を補助する役目に加えて、AGA（男性型脱毛症）を発症してしまう端緒にもなってしまうのです。
フィナステリドは、この5αリダクターゼの活動を抑制することでDHTの生成を減らすという効果があるのです。

プロペシアの入手方法は？

そんな薬効成分フィナステリドを含有するプロペシアですが、医薬品なので基本的には病院やクリニックなどで処方してもらいます。
健康保険の適用外となるので、全額自己負担。私が定期的に処方してもらっている親和クリニック大阪院では、
1カ月分で9,000円、3カ月分で26,500円、6カ月分で51,000円となっていますね。
ジェネリック医薬品もありますが、基本的にはやや割安な程度と考えておいていいでしょう。そこまで格段に安いわけではないです。

ちなみに、通販や個人輸入代行でもプロペシアは入手可能です。
ネットで調べてみた限りでは、数多くのサイトで正規品からジェネリック、初めて聞いた名前の薬まで、いろいろと販売されています。
値段は会社によってまちまちです。なかには、怪しげな個人輸入のサイトなども見受けられました。
どれも私が個人的に調べた、不確定なものですので、ここでの紹介は差し控えますが。
いずれにせよ、通販や個人輸入代行などで購入した場合は、全て自己責任。
日本国内の大手販売会社では、そうそう紛い物は売らないでしょうが、海外のサイトではどうなのでしょう…。大丈夫だとは思いますが。
通販や個人輸入代行で購入する際には、多少の安さと引き換えにそれなりのリスクが伴うということは覚えておいてください。
できれば、医師に相談したり、医師から処方箋をもらった上で購入してもらいたいものです。

継続的な服用が望ましい

AGA治療全般にいえるのですが、目に見える効果が現れるには、ある程度の日数を必要とします。
最低でも3ヶ月、6ヶ月はみておいてもらいたいですね。これはヘアサイクル（毛周期）というものが存在するためです。
人の髪の毛は成長期から退行期、そして休止期というサイクルを繰り返します。
毛髪の成長が止まった状態である休止期は約3ヶ月ほどあるので、この間にプロペシアによりDHTが抑制されたとしても、次のサイクルに入るまで時間がかかってしまうのです。
ですので、服用を始めたのであれば、やはり半年は継続する必要があるでしょう。さらに、長期間に渡って服用するほど、改善傾向は高まる傾向があると言われています。
プロペシアの服用は、1日1錠。飲むタイミングにつきましては、食前、食後、食間いつでもOKだそうです。
体内濃度をできるだけ一定に保つために、24時間ごとに規則正しく飲むことが望ましいとのこと。
量を増やしたところで効果が高まるわけではなく、副作用のリスクが高まるだけなので、用法用量は必ず守るようにしてください

服用に際しての注意点もあります。
まずは、錠剤を割ることはいけません。個別のパッケージから出したら、そのままの状態で服用してください。
他の医薬品を服用している場合は、そのことを医師に相談すること。
肝機能に問題がある場合は服用しないでください。また、プロペシアを飲んでいると献血ができないようです。
そしてこれが大事なのですが、女性は服用はもちろん、薬本体に触るのも厳禁です。

また、プロペシアを服用しているからと言って、それだけで安心するのではなく、他の方法と併用することが望ましいです。
育毛につきましては、いままで何度となく解説してきましたので、そちらの記事も参考にしていただけますと幸いです。

ちなみに、プロペシアはAGA（男性型脱毛症）の治療薬です。
薄毛の原因がAGAではない場合は、その効果は期待できないので、
まずは自分の薄毛の原因を判明させることが大事です。
そのためには、無料カウンセリングを活用して、専門医に相談してみるのが一番でしょう。

プロペシアはAGAに効果のある医薬品です。ですが、医薬品である以上は服用にリスクを伴います。
できますれば、安心・安全にAGA対策をとられますよう願っています