ウィルス由来の皮膚の病気とは

全国的に3回目のワクチン接種が進んでおり、近頃では4回目もあるのではないかと噂されている新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の猛威です。
そんなコロナ以外にも我々大人を悩ませる厄介なウィルス由来の病気があるというのです。
それが帯状疱疹です。

参考:公益社団法人日本皮膚科学会
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa5/q11.html

50代以上から発症率が高まる帯状疱疹

帯状疱疹は、体内の水痘・帯状疱疹ウィルスが活動を再開することで発症します。
子供時代、このウィルスに初めて感染すると水ぼうそうを発症。水ぼうそうが治った後も、ウィルスは体内にとどまり続けます。
本当に恐ろしいウィルスです。ちなみに潜伏場所は脊髄から出る神経節になります。
普段は体の免疫力によってウィルスの活動が抑えられているので発症しませんが、免疫力が低下するとウィルスは活動を再開。増殖しはじめたウィルスは、神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹が出る帯状疱疹を発症するという仕組みです。

参考:50歳から気をつけたい帯状疱疹 武田薬品工業株式会社
https://www.takeda.co.jp/patients/disease/taijouhoushin/about.html

帯状疱疹の発症には加齢が関係しています。50代から帯状疱疹の発症率が高まると言います。。
50代、60代、70代と発症率は増加し、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。誰が発症してもおかしくない状況と言えます。

私は以前、下腹部や膝の裏に強い痒みを伴う腫れが出た経験があります。下腹部(おへその下あたりを横一直線)に至って発症しました。春先に2度ほどその症状を経験しています。
あれは帯状疱疹だったのでしょうか。
帯状疱疹は発症後にチクチクとした痛みに付随し、水ぶくれを伴う発疹が現れると言います。私の場合はそこまで至らなかったので、帯状疱疹ではなく別の発心だった可能性が高いです。
不精な私は皮膚科へ行くことなく、市販の塗り薬を外用しで1週間ほど我慢の日々を送っていました。

若年層にも拡がりをみせる

そして調べていくうちに判明したのですが、帯状疱疹に罹るリスクがあるのは我々のような中年以降の年代のものだけではなく、昨今では20~40代で発症する人も珍しくないと言います。

参考:産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20220517-PALSXFKBUFJR3EOWEBCI2QTHUA/?outputType=amp

記事によると、

※※ここから引用※※
帯状疱疹は水ぼうそうの経験がある人なら、罹患リスクがある。原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうが治った後も脊髄の神経節に潜伏。
普段は免疫で活動を押さえ込んでいるが、再活性化を許すと帯状疱疹を発症する。
高齢化が進む国内は患者増が見込まれているが、「近年は20~40代で発症する人も珍しくない」と話す。
※※ここまで引用※※

とのことで、若い人にも罹患の可能性があるというのです。

頭部にも発症する可能性

帯状疱疹は胸部から腹部、背中にかけて発症することが多いが、顔や耳の近くに出る場合もあります。その場合、顔面神経まひや難聴などを引き起こすこともあります。
また顔では額や目の周り、そして首筋や後頭部付近に発症する可能性もあります。
痛みの度合いは個人差があります。ひどい場合は非常に強い痛みを伴い、その状態が半年以上続く場合もあると言います。帯状疱疹の症例写真を見ると腫れあがった皮膚は水ぶくれを伴っており、恐ろしい状態です。
梅田の親和クリニック大阪院での自毛植毛によりAGA由来のハゲ化を食い止めた私としては、語弊がありますが頭皮に酷い炎症が発症したという症例が見当たらないのが不幸中の幸いです。

ワクチン接種で帯状疱疹を予防

帯状疱疹はワクチン接種により予防することができます。
ワクチンは50歳以上の方を対象としており、水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウィルスに対する免疫を獲得しています。しかし、年齢とともに弱まってしまうため改めてワクチンを接種し、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告があります。

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)や帯状疱疹、それにインフルエンザとワクチン漬けになってしまいそうです。
とにかく、病気や症状は罹患や発症する可能性を低く抑えることができればうれしいです。たとえ罹患・発症したとしても症状が軽く済むのであれば、ワクチンの価値もありそうです。

そして、こういった病気リスクを抱えた生活では大きな心的ストレスを抱えてしまいがちです。
病気や症状におびえているばかりではなく、何らかの対策をとったのでしたら気晴らしにパーッと遊ぶのも大切です。
何と言ってもストレスは抜け毛や薄毛に直結してしまう要因のひとつですから。

いずれにしても、皮膚の異常を感じたら皮膚科クリニックへ、薄毛かなと少しでも感じたら親和クリニック大阪院のような脱毛症状のプロフェッショナルがいる専門医のもとへ行くことをおススメします。
どちらも早めの相談が結果を良い方向へ導いてくれるはずです。