アメリカのWebサイト｢ヤフー・スポーツ｣に、脱毛に苦しむ人に向けた記事が掲載されていました。
その内容は、脱毛に起因する身体や精神の変化や、脱毛を予防するための栄養源として摂取を推奨したい食品などについての紹介でした。

記事によると、アメリカにおいても男性の80％以上が一生の間に脱毛に苦しんでいます。しかも、この状態は男性だけに影響するわけではないとのこと。
女性の約50％が脱毛の悩みに直面しており、研究者によると脱毛は中年以前に始まる可能性があるらしいというのです。
抜け毛や薄毛は身体的な変化ですが、同様に、精神的および感情的にも深刻な影響を与える可能性があるのだとか。
脱毛は生命を脅かす状態ではないが、それは人の生活の質に重大な心理的影響を与えることもあるのだそうです。

確かに、薄毛になっていくと多くの人は思い悩みます。しかも人には相談しづらいものであったりもします。
記事中で話を聞いている研究者は、脱毛によって非常に感情的および精神的に困難な状態になると、人の自尊心や世界の見え方に影響を与える可能性があるらしいです。
そこから派生して、うつ病や不安または他の感情的問題につながる可能性もあるのだとか。
これはちょっと、問題です。

研究者はさらに続けます。
脱毛には多くの原因がありますが、最も一般的な原因は年齢に伴う遺伝性脱毛です。
一部の男性と女性は、毛包が体内の特定のホルモンに敏感になる遺伝的素因を持っています。
これらのホルモンは毛包のライフサイクルに影響を与え、時間の経過とともに漸進的な薄毛を引き起こします。
男性の場合は多くがＡＧＡ(男性型脱毛症)ですが、女性のも何らかの遺伝的な要因があるようです。

もちろん、それだけが薄毛の要因ではありません。
脱毛のその他の原因には、特定の病状、薬物またはサプリメント、食事、ストレス、
特定のヘアスタイルと治療が含まれる可能性があります。

これらを克服するためには、脱毛の正確な原因を特定するために脱毛の専門家によって評価されることが重要だと述べています。

また、自己免疫疾患、特定の癌、甲状腺の疾患、貧血などの状態は、脱毛を引き起こす可能性があるとのことです。
女性に限った場合ですと、多嚢胞性卵巣症候群の人は、出産したばかりであるか、閉経を経験している場合に、頭髪が抜け落ちることがあるそうです。

その一方、にきび、避妊薬、抗生物質、コレステロールの特定の薬は、薄毛の問題を悪化させることがわかっているそうです。
ストレスや流行の食事、特定の薬物療法などの特定の事柄によって脱毛が悪化する可能性があるのだとか。
幸いなことに、これら問題のストレッサーを特定して除去または治療できる場合は、ほとんどの場合で脱毛が治まり、再生するそうです。ただし、治療せずに放置すると、脱毛は永久的になる可能性が高いそうです。

脱毛を予防する食品とは

遺伝学と医学的状態は脱毛の一因となる可能性がありますが、研究者は栄養不良も同様に役割を果たすと考えています。
栄養不足は毛包にマイナスの影響を及ぼします。また、推奨栄養所要量基準を満たすのに
十分なビタミンとミネラルで食事を強化することをお勧めしますとのこと。
実際、特定の栄養素は、発毛と脱毛の段階に直接結び付けられると主張しています。

発毛サイクルには、成長期、退行期、休止期という3つの段階があります。
成長期は発毛期です。この時期は、貧しい食生活で短くなり、過剰な脱毛につながる可能性があります。
貧しい食生活によって引き起こされる脱毛は、通常、成長期から髪が時期尚早にシフトする一時的な状態です。
成長サイクルの休止期（休止期）に移行し、それらの毛が抜け落ちます。
ビタミンC、ビオチン、ナイアシン、鉄、亜鉛、ビタミンBを食事に追加することは、
実際には「毛包の健康に良い」ものです。

それらの栄養素を含む食品として、以下の10種が紹介されていました。
オメガ3脂肪酸、ビオチン、ビタミンE、銅を含むナッツ類。
亜鉛が豊富なカキ。ビタミンB12、鉄、亜鉛が入っているエビ。
オメガ3脂肪酸、リン酸マグネシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、ビタミンA、B、C、K、Eを含むサツマイモ。
たんぱく質の優れた供給源に加えて、ビオチン、ビタミンB、亜鉛、セレン、硫黄、鉄が含まれる卵。
鉄、ベータカロチン、葉酸、ビタミンAおよびビタミンCを含むほうれん草。
ビタミンAを含むニンジン。
鉄分補給に効率が良いプルーン。グリーンピースは鉄、亜鉛、ビタミンBが豊富。
亜鉛、鉄、オメガ6脂肪酸が詰まったオート麦は、アメリカならではって感じです。

これらの栄養素を含む食品を、日常の食生活に摂り入れることが
脱毛を予防するのに効果的だそうです。

まぁ、栄養をバランスよく摂取するのは大切。
それでも、脱毛が続くようでしたら、迷わず専門医のもとでカウンセリングを行ってください。
この記事にも出てきましたがＡＧＡは遺伝的な要因です。
進行したＡＧＡに打ち勝つには、私が梅田の親和クリニック大阪院で受けた
自毛植毛が現状では最良の方法だと思っています。あくまで私の考えですが。