愛情ホルモンが毛髪の成長を促進!?

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一部ではその性質上。愛情ホルモンや幸せホルモンとも呼ばれているオキシトシンに、毛髪の成長を促す作用があることを神奈川県の研究所などのグループがヒトの細胞を使った実験でつきとめたと発表。

参考:NHK 「オキシトシン」に毛の成長促す働き 神奈川の研究所など発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231229/k10014302541000.html

オキトシン?

オキトシンとは、出産前や授乳期の女性で多く分泌されるホルモンの一種です。
幅広い動物で保存されているペプチドホルモンのひとつで、脳の視床下部で作られ主に脳下垂体を介して血中に放出されます。抗ストレス作用や摂食抑制作用などを併せ持っています。
また、母乳の分泌を促したり、子宮の収縮を促したりする作用も持っています。
体内でのオキシトシンは妊娠・出産時に増加することから、愛情ホルモンや幸せホルモンと呼称されています。

医薬品としては、分娩を進めるための薬として使われています。歴史は古く、1950年代から分娩誘発や微弱陣痛などを適応とした注射薬として製剤が承認されています。

毛包にオキトシンを振りかけると…

上記の記事によるとオキトシンに毛の成長を促す働きがあることを神奈川県立産業技術総合研究所らによる研究グループがヒトの細胞を使った実験でつきとめたと言います。
研究グループは妊娠中に体毛が濃くなったという体験談に注目し、妊娠後期から授乳期の女性に多く分泌されるホルモン、オキシトシンと毛の成長の関係を調査。
ヒトの細胞から毛根の根元にある毛包を作製し、オキシトシンを振りかけて変化を観察したところ、6日目の時点でオキシトシンをかけなかった場合と比べ、毛の元となる組織の長さがおよそ1.3倍に増加していたと言います。
そして毛包にかけるオキシトシンの量を増やすと、毛の成長に関わる特定の遺伝子が活発に働くことも判明。このことから、グループはオキシトシンが毛の成長を促している可能性があることを発表しました。

肥満予防の研究も

そんなオキトシンは、毛包に作用し動きを活性化させる以外にも、脂肪を燃やす性質があることにも注目されています。

参考:国立研究開発法人 科学技術振興機構
https://www.jst.go.jp/pr/announce/20220921-2/index.html

上記の発表をまとめると、脳内に放出されたオキシトシンは、さまざまな脳領域の活動に影響を与えて、生物の行動を変化させる作用、エネルギー消費量を上げ、体温を上昇させる作用もあることが研究により知られていました。
しかし、この作用が脳のどこで、どのような機構で発揮されているかは分かっていませんでした。
今回、東海国立大学機構名古屋大学大学院・医学系研究科・統合生理学分野の福島章紘助教、片岡直也特任講師(名古屋大学 高等研究院 兼務)と中村和弘教授の研究グループは、脳内でオキシトシンが交感神経系を活性化し、脂肪組織における熱の産生を増加させる神経路をラットで発見しました。さらに脂肪の燃焼に関してはオキシトシンニューロンの機能不全がプラダー・ウィリー症候群などで見られる肥満の発症原因である可能性が示唆されており、本研究成果が新たな肥満治療法の開発につながる可能性があると述べられています。
研究が進んでいけば、無駄についてしまった脂肪を楽に燃焼させることができるようになるかもしれません。この点も注目したいです。

やはり気になるのは発毛ですが…

毛髪の成長促進に関して、実験では毛包にオキトシンを振りかけて変化を観察したと記されています。そのことから推測すると実用化がなされるとしたら外用薬のようなタイプの医薬品になるのでしょうか。現在の発毛に関する外用薬といえばフィナステリドやデュタステリドが主流になっていますが、新たなタイプの外用薬が誕生する可能性が期待されます。
私がAGA(男性型脱毛症)由来の薄毛化を自毛植毛により食い止める止めにお世話になっている梅田の親和クリニック大阪院では、独自開発のハイブリッドミノキシジルという外用薬を処方してもらっています。
自毛植毛手術によって頭髪を取り戻しましたが、もう失うのはゴメンなので術後も定期的にデュタステリドとハイブリッドミノキシジルを処方してもらい適宜、使用しています。

AGAを完全に抑制できるの?

そう、現在進行形で薄毛に悩まれている方にとってはここが重要な点で、上記の研究はとても期待できるものであることは間違いないのですが、気になるのはそれがAGA由来の薄毛化に有効かどうかという点です。
AGAは特殊な脱毛症状ですので、毛包の活性化がイコールAGAの抑制に繋がるとは限りません。
その点も含めて、これから研究が進み脱毛症などに悩む人の新たな治療法につながることを期待したく思います。

そして、いまこの瞬間もAGA由来の薄毛化に悩まれている方は、迷わずに専門医へご相談ください。カウンセリング無料で受診できるクリニックがあります。
AGA由来の脱毛症状は、悩んでいる時でさえも頭頂部や生え際の頭髪を侵食していきます。
仕事や日常生活で梅田の近くへお越しになる方で、頭頂部や生え際の薄毛化を気にしているのでしたら、まずは親和クリニック大阪院での無料カウンセリング受診をお勧めします。
症状を問わず、専門医からアドバイスを貰え薄毛の悩みを解決する道を示してもらえるはずです。