資生堂vs京セラ 細胞培養技術戦争!?

前回、京セラと国立研究開発法人理化学研究所などによる
「毛包器官再生による脱毛症の治療」に関する記事を書いた。

が、以前これと似た話を書いたような……。

そう、2016年8月8日の記事で書いた、資生堂による毛球部毛根鞘細胞の培養技術研究。

東京医科大学(東京医大)、東邦大学、資生堂の3者が、脱毛症や薄毛に悩む人を対象にした医師主導の臨床研究を開始した件だ。

2つのプロジェクトを比較すると京セラは「正常な毛包から幹細胞をさらに抽出。それを100~1000倍に増やし脱毛部位に移植する」もの。

資生堂は「底部毛根鞘細胞を細胞を数百万個まで培養し、患者の脱毛部位に注入する」もの。

内容は異なっているが、どちらも患者から採取した細胞を培養して移植(自家細胞移植)することで、脱毛症や薄毛に対する治療法を確立させることを目指すもの。

京セラは2020年を、資生堂は2018年をそれぞれ目途に、実用化を目指し研究中であるという。

この技術が確立されれば、薄毛に悩んでいる人はもちろん、
私のような自毛植毛手術経験者も、さらなる増毛、ヘアスタイルの自由化を目指すこともできる。

なにはともあれ、実用化に期待に胸を膨らませています。