薄毛治療クリニックについて

前回は発毛促進サロンについて、業界大手の2社をとり上げて内容を紹介しました。
今回は、薄毛治療クリニックについてのレポートです。

まずは、発毛促進サロンと薄毛治療クリニックの違いを考察してみましょう。
発毛促進サロンとは、前回も紹介したように頭皮をケアして環境を整え、毛髪の成長を促すものです。
その多くは医療機関ではないため、手術に類するものはもちろん、医薬品を処方することもできません。
クリニックと謳っている施設でも、所謂「医者の常駐している病院」ではないのです。
一方、薄毛治療クリニックと一般的に総称されている施設は、歴とした「医院」が多数あります。
そこでは、フィナステリドやミノキシジル、抗炎症剤といった医薬品を処方してもらうことができ、薄毛や脱毛に対抗できるのです。
AGA(男性型脱毛症)に対してはこれらの医薬品を使用する以外、医学的には認められた効果はないというのが現状です。
つまりAGA場合は、薄毛治療クリニックに行くことがベストというわけです。
もちろん、発毛促進サロンを否定するつもりはありません。独自開発した機器などを駆使して頭皮や毛髪をケアし、一定の効果をあげているようですし。

薄毛治療クリニックでは何をする?

薄毛治療クリニックでホームページを検索してみると、様々なクリニックがヒットします。
その多くは頭髪専門のクリニックで、やはりAGA対策の内容となっております。
なかには通常の医院もありますが、目的は育毛・発毛といった薄毛対策であるので、
ここはやはり専門医を選ぶのが近道でしょう。

各クリニックで様々な治療を行なっているようですが、押し並べて言うとほぼ同じような内容であると言えます。
もちろん手法により細かな違いがあり、特色は出しています。それは治療費にも言えることですが。

私は親和クリニック大阪院でしか体験したことがないため、他のクリニックよりも知っているため、
今回は親和クリニックでの治療の種類や流れを解説しますね。

親和クリニック
https://shinwa-clinic.jp/

まずは無料カウンセリング。これは過去にも述べさせてもらいましたが、
自身の頭部の現状、医師の見解、治療法の選択、クリニック全体の雰囲気、医師への信頼の度合い、治療費についてなどなど、様々な判断要素が含まれています。

ここで私は自毛植毛手術を決心し、そして実行しましたが、手術に至らずとも他に道は用意されています。
それが「ノーニードル発毛メソセラピー」です。
これは針を使わずに、有効成分を頭皮の奥層にまで直接導入する最新の治療法です。
頭皮の血行を促進する有効成分ミノキシジルや発毛有効成分・発毛因子を合わせた「発毛オリジナルカクテル」を、
塗り薬などでは浸透しづらい頭皮のバリアゾーンの内部まで浸透させ、毛根の細胞分裂を促進させ発毛を促すのです。
従来は医薬品を頭皮に注射していたのですが、それですと当然、痛みや腫れといった問題が起こります。
しかし注射針を刺さない独自の手法を確立したことにより、腫れや痛みなどのリスクを回避。さらには有効成分を深層まで浸透させることにも成功したのだとか。
施術内容は、針で穴を開けるのではなく、細い棒状のニードルを頭皮に当てることで特殊なパルス電圧を送りこみ、一時的に細胞間隙を広げ、その間から有効成分を深層まで浸透させます。
術後の痛みや腫れ違和感などはまったくありません。

またこの手法は、女性にも適用できるのです。女性の薄毛はAGAとは異なり、
老化やストレス、たび重なる髪のダメージなどにより、毛髪自体が細くなることで起こりやすいと言われています。
この手法では女性には処方できないAGA治療薬などを使用していないので、女性でも安心して戦術を受けられるのです。
体毛が濃くなるといった副作用も一切、発症しないので、どちらかというと薄毛に悩む女性にこそ受けてもらいたい治療法ですね。

この「ノーニードル発毛メソセラピー」以外にも、もちろん医療機関ならではの治療法があります。
それが医薬品の処方です。
プロペシアやそのジェネリック、そしてザガーロといった内服薬に加え、
頭にふりかけて使用する外用薬のハイブリッドミノキシジルなどがそれにあたります。

AGA治療の近道でもある自毛植毛手術はもちろん、ノーニードル発毛メソセラピーにしても医薬品の処方にしても、一定のコストはかかってしまいます。
しかしながら、発毛促進サロンでもそれは同じこと。私の見解では、かかるコストは大差ない感じです。結局、育毛サロンとクリニック、どちらを選ぶかは、貴方次第。ということになってしまいます。