薄毛で心臓発作のリスク?

英語の記事で申し訳ありませんが、今回はこちらの記事から情報をピックアップしてみました。

Medical Daily
https://www.medicaldaily.com/going-bald-isnt-your-mothers-fault-maternal-genetics-are-not-blame-333668

アメリカの週刊誌ニューズウィーク(Newsweek)のグループであるMedical Dailyに掲載された記事なのですが、簡単に概略を解説しますと、AGA(男性型脱毛症)について述べています。

若くして抜け毛が進行してしまっている場合は、アンドロゲン性脱毛症(AGA=男性型脱毛症の正式名称)の可能性が大であり、そのプロセスが生え際の後退から始まり、その後ゆっくりと追う感情に広まります。
と書かれていますが、アメリカの場合は頭頂部からハゲるのではなく、生え際が後退していくパターンが多いのでしょうか。

次いで、この症状には効果的な治療法が2つあることが記されています。

まずプロペシア(フィナステリド)は、あなたのホルモン濃度を低下させる処方薬であり、
脱毛初期の段階で最も効果的であり、脱毛のプロセスを遅くする可能性があること。
そしてこの場合、何度かレポートでも記させていただいているように勃起不全状態になる場合がる事も、比喩的表現でしるしてあります。
やはり世の東西を問わず、男性にとって気になることなのでしょう。

そして2つ目は、局所治療であるロゲイン(ミノキシジル)もまた、毛が抜け落ちる速度を遅らせるのに役立つことが記されています。

個人的には、ここに植毛(=自毛植毛手術)が入ってきても良いように思います。髪の多い部分から、髪の薄く見えやすい部分への移植手術は、実際に効果がありますし、薄毛に悩む人間にとっては、十分現実的な対処だと思います。しかし、この記事に書かれていないのは残念なことです。

そしてこの記事はさらにAGAの原因となる部分にも触れています。

多くの人々は脱毛が母親側の遺伝によるものだと信じていること。
母親から得たX染色体の脱毛症の遺伝子が影響を及ぼすことは本当ですが、
それは唯一の遺伝的要因ではないとのこと。
双子の研究では、男性型の脱毛が遺伝的に決定されることが確認されていますが、
科学者たちは、あなた自身に差し迫った運命のサインかもしれないと言っているそうです。
つまり、脱毛の最も一般的な形は、あなたの体が男性ホルモンの一種であるアンドロゲンに
ますます敏感になった結果であるからだそうです。
通常、髪の毛は2年から6年間で成長し、休息した後に新しい髪に変わります。
男性型の脱毛では毛嚢が小さくなってしまい、短くて細い毛髪が成長すると、
毛包が最終的にあきらめて、もはや髪を成長させなくなると。
言いたいことは分かりますが、これは省略しすぎです。

ここからが注目すべき記事なのですが、
男性の早期の脱毛は、頭皮の皮膚がんのリスクを明らかに上昇させる原因となるというのです。
さらに、男性の脱毛症は心臓病や高血圧、高コレステロールの発生率の増加に結びついているとのことなのです。

米国のとある研究において、頭頂部に禿頭が広がることに伴い、心臓発作のリスクが増加することを発見したそうです。
35歳から65歳の男性250人を対象とした別の調査では、血圧が80を超える120人は、
高血圧ではない人に比べて脱毛のリスクが2倍高いことが分かったそうです。
そして、これまでの研究では、コレステロール値が過度の抜け毛と関連していることも指摘されているのだとか。
これらのすべての場合において、脱毛と心臓の健康の関係が明らかであるかもしれないが、根本的な理由はないと医師は述べているそうです。

医師や専門家がテストステロンの過剰分泌や遺伝子に起因すると主張する一方で、
脱毛を経験した男性は血圧やコレステロール値を監視し、心臓の健康に気を配らなければなりません。
あなたの髪を失い始めたら、それはあなたの人生を救うためのサインかもしれません。
喫煙をやめ、飲酒を抑え、心臓の健康を促進するためのエクササイズやダイエットプログラムを開始するのが得策だと、記事は結んでいます。

確かに、AGAの原因は特定されています。しかし、頭髪の脱落は別の問題もあり、
さらにはAGAであった場合でも、深刻さを増すのは歳を重ねて以降のことが多いです。
私のように20代から進行しすぎた人間もいますが。
中年以降でAGAに悩み始めた場合は、AGAの進行度合いもさることながら、
加齢による心臓病や高血圧、高コレステロール値などへも気を配った生活習慣を心がけたほうが良さそうです。
身体に良いことは、頭髪にとっても良いことであるのは間違いありませんから。