脱毛施術による危害

薄毛に悩んでいる男性にとっては興味が薄いこともあるでしょうが、ムダ毛の脱毛施術により危害を受けたという相談が多く寄せられているそうです。
少しまえの情報なのですが、国民生活センターのWeb上でこのような情報を発見しました。

参考:独立行政法人 国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20170511_1.html

皮膚の腫れや火傷などの事例も

相談者が被った危害件数のうちエステなどの施設で受けた脱毛によるものが、医療機関で受けた件数よりも多く、事例としては毛穴に針を刺し熱を加えて毛根を死滅させる施術の後に皮膚が赤く腫れ上がったり、光脱毛で火傷を負い、完治まで1年以上かかることもあると言われたなどが報告されています。

一方、医療機関での施術では、美容外科でレーザー脱毛を受けたらやけどのように腫れ、色素沈着が残った。レーザー脱毛を受けたら蕁麻疹が出て、完治に半年かかると言われたなどの事例が上がっています。

通常、エステ店では医療行為は禁止とされています。そのため、光の照射などによる一時的な除毛や減毛といった範囲の施術しかできません。しかし、なかには医師法等に抵触するおそれがある施術を受けたという相談も見受けられたそうです。
これは危険です。専門の教育を受けていない人物が、医療行為、もしくはそれに近い施術を行なうというのは、違法であるのはもちろん、患者の身に危険を及ぼす可能性が極めて高いと言えます。

そして医療機関では、レーザー等を使用し毛の発生源を破壊するなど、高い効果を望める脱毛を受けることができます。しかしこれらは、皮膚内部の組織を破壊する行為です。
やけど等の皮膚トラブルが起きるおそれもあります。そんなトラブルが起きても医療機関ですのでドクターの診察を受信できます。

慎重な見極めが大事

同ページでは、脱毛施術を受けようと考えている消費者へのアドバイスも記載されています。特に印象にのこったのは、「エステで受けられる脱毛と医療機関で受けられる脱毛の違いを理解する」という部分です。
また、脱毛を受ける場合は、ホームページや広告の情報を鵜呑みにせず、自ら十分な情報収集をするとともに、施術前にリスク等に関する説明を十分に求める。
脱毛により危害を受けた場合は、速やかに医療機関を受診するとともに、消費生活センター等に相談するといったことも記載されています。

良い結果も悪い結果も、すべて返ってくるのは自分の身体です。まずは消費者自身が事前に知識を得て、信頼のおけそうな店舗や医療機関を探し、カウンセリングで相手を見極めるのが大事です。

例えばエステ店で、身なりの整ったカウンセラーや、白衣等を身にまとった施術師が高価そうな機械を操り施術する姿は、一見すると信頼できそうです。
しかし、そういった見た目だけで決めるのは、あまりに危険です。
その店舗の実績や口コミ、これはインターネットで簡単に入手できますが、これを鵜?みにするのもまた危険です。
インターネット上の情報は玉石混合。すべてが本当だとも、嘘だとも言えないのが現状です。
実際にご自身がカウンセリングを受け、そのときの印象や情報を後々に精査することが大切なのです。

まとめ

私は脱毛とは真逆の行為、自毛植毛の施術をしてもらいました。私は最終的に選んだのが梅田の親和クリニック大阪院でしたが、そこに至るまでに複数のクリニックへカウンセリングに赴きました。
カウンセリング内容やちょっとした印象などを逐一メモにとり、それらを比較しながら検討し最終選択をしました。

私にとっては決して少なくない治療費を支払うわけですし、仮に仕上がりが希望していないものであった場合の悲惨さは自分自身、容易に想定できましたので、あのときはじっくりと時間をかけて検討しました。
そして親和クリニック大阪院にお任せしたのですが、結果には大変、満足しています。

除毛・脱毛にしろ自毛植毛にしろ、これから先の自分の身を預けるわけです。決定する際には、慎重に慎重を重ねて見極めるのが重要だと思います。
「脱兎のごとく」など臆病なもののたとえとして、ウサギが出てきます。自分の身体のことですので、ウサギのように臆病ぐらい慎重であるのが調度良いのではないでしょうか。