続々と発売される男性用発毛剤!

およそ20年もの長い間、大衆薬としての発毛剤は大正製薬の「リアップ」が独占してきましたが、昨年にアンファーから初の後発品「メディカルミノキ5」が発売され、国内の市場は活況を呈してきました。
今度は老舗製薬会社のロート製薬までもが男性用発毛剤を発売しました。

ロート製薬株式会社
https://jp.rohto.com/regro/ex5/

その名も「リグロEX5」。
壮年性脱毛症(AGA)による頭髪の脱毛・薄毛に有効な成分である「ミノキシジル」を国内最大濃度の5%配合されています。

使用方法は、キャップを外して容器を逆さにするとノズルの根元にある計量部に約1mLの製剤が溜まり、その溜まった製剤が出なくなるまで、軟らかいノズルヘッドを優しく頭皮に接触させます。これは、従来の市販の発毛剤とほぼ同じような塗布のやり方ですね。
毛髪の成長には時間がかかるので、少なくとも4か月間は毎日使用することが推奨されています。こちらも従来品と同じですね。発毛は一日して成らずということです。

希望小売価格は7,560円(税込)で、内容量は1本に60mLです。
使用するに際しては、20歳以上の成人男性が1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布するのだとか。
ということは1日で2mLを使うことになるので、1本で約30日分ということです。
有効成分はミノキシジル 5.0g(100mL中)で、その他の添加物として
エタノール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、酒石酸が使用されているそうです。

同社のオンラインショップでもラインアップされていますが、
定期購入などのお得なシステムは用意されていないようです。

・・・と、「リグロEX5」をご紹介しましたが、じつは他にも多くのミノキシジル5%配合の男性用発毛剤が発売されています。

まずは、岩城製薬株式会社の「ミノグロウ」。

岩城製薬株式会社
https://www.iwakiseiyaku.co.jp

20歳以上の成人男性が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布します。
1本の内容量は60mLですので、こちらも30日分の計算でしょうか。
同社ホームページには小売価格が記載されていないのでインターネット通販における価格帯を調べてみたところ、
標準的な価格が\5,378(税込)で、最安値が4,000円ほどでした。

お次にサンドラッグの「ミノゲイン」。

サンドラッグ
https://cs.sundrug.co.jp/cs/goods/4980673003668/

20歳以上の成人男性が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布します。
1本の内容量は60mLですので、こちらも30日分の計算です。
この容量が一般的なのでしょう。
こちらの商品は、販売元のサンドラッグが全国展開しているドラッグストアであるので、
一部を除く店舗とサンドラッグe-SHOPで購入できます。
価格は5,378円(税込)。他社のドラッグストアやecサイトでの販売は無いようです。

そして小林製薬工業の「ハピコム ミノファイブ」。

小林製薬工業
http://www.kobayashi-yk.co.jp/category_11/6623/

20歳以上の成人男性が、1日2回、1回1mLを脱毛している頭皮に塗布します。
1本の内容量は60mLですので、こちらも30日分の計算ですね。
こちらはハピコムという名称がついているとおり、イオン系列のドラッグストア「ハピコム」のプライベートブランド商品です。
ウエルシアやHAC、ツルハドラッグ、クスリのアオキ、ドラッグストア ウェルネス、杏林堂が有名でしょうか。
ちなみに第一類医薬品なので、薬剤師資格を所持している店員さんが常駐している店舗でしか販売されていません。
価格は5,378円(税込)。

少しまえまではリアップの寡占状態だったはずなのに、他者から続々と新商品が発売されています。
まさに発毛剤市場は戦国時代に突入したと言っても過言ではないでしょう。
皆さまが使用するに当たっては、どれを選んでいいか迷ってしまうのではないでしょうか。
ちなみに、自毛植毛を行なった私は親和クリニックの大阪院で処方してもらっている
内服薬のプロペシアと外用薬のハイブリッドミノキシジルを使用しているので、
市販薬は購入していません。
自毛植毛を行なっていなくともAGA治療薬の処方は可能ですので、
こちらも選択肢に加えてみては如何でしょう。
専門の医師による処方ですので、信頼性は段違いだと思います。