白髪がなくなる日も、そう遠くない!?

男性・女性を問わず、年齢を重ねていくことで頭髪の悩みも増えていきます。
ひとつは私も経験している抜け毛に薄毛。私の場合はAGAでしたので、
どのどん進行していって所謂「ハゲ」になったのですが、それはAGAでなくとも、
髪の毛が抜け落ちてしまう、薄くなってしまうということはあります。
そしてもうひとつは、髪の毛の色素がなくなってしまう白髪の問題です。

頭髪のほぼすべてが白髪になる状態ですと気にならないのでしょうが、
黒々とした髪のなかに白髪があると、それはやはり気になってしまいます。
人によっては抜いてしまったり、白髪染めなどのヘアカラーに頼ったり…。
私の場合、白髪といえど頭髪ですから、せっかく自毛植毛手術をしたのに抜くなんてのはもったいない! 言語道断でありますが。
加齢による白髪は仕方ないのかなと思っていたところ、
日刊ゲンダイ ヘルスケア+のホームページにて、このような記事を見つけました。

日刊ゲンダイ ヘルスケア+
https://hc.nikkan-gendai.com/articles/221342

遺伝子研究の専門誌に、毛の着色についての画期的な論文が掲載されたとのことで、

「毛の色素細胞を増殖させるには、KROX20という遺伝子が毛包の上皮細胞で働くことが必要で、それがSCFという別の成長因子を活性化させて黒い毛を作っているのです。
KROX20を働かなくすると、毛は作られなくなり、SCFを働かない状態にすると
白い毛になることが、動物実験で確認されました」

とのこと。

毛髪には色素細胞という細胞があり、黒い毛髪はメラニンという色素が髪に色を付けているから。
毛包や皮膚にある色素細胞はアメーバのように移動する性質があり、毛髪が成長する時に、その色素細胞が増殖すれば毛は黒くなるとのこと。
しかしながら、その調節の仕組みはこれまで不明だったのだとか。
今回、ネズミの体毛を使って実験したところ、上記引用部の結果が導き出されたとのことで、
これは人間の頭髪でも同じことが起こっている可能性が高いようで、
遺伝子の調節を行なうことで色素の抜けた頭髪を黒髪に戻すことも可能になるのではないかというのです。

この理屈が解明され、なんらかの遺伝子操作(?)を行なう手法が確立されれば、
もう白髪に悩むことがなくなるどころか、逆に頭髪をすべて白くしてしまうことも可能になるのでしょう。
問題は、それがいつなのかというところですが…。

それにしても、毛髪に関する研究というのは、多種多様なものが世界各国で行なわれているのですね。
そんななかで私が期待しているのは、なにはともあれAGA対策のもの!
iPS細胞でもなんでもいいので、薄毛に悩む世の男性・女性の光明となるものが
一日でも早く広まることが望みです。
とはいえ、自毛植毛手術と治療薬、そして日々のケアで、昔ほどは悩みは深くはいないのですが。