病院で全員がマスクをしたら新型コロナウイルス診断は半分に減少

いつもの自毛植毛手術や、育毛・発毛ネタとは異なるのですが、米国のサイトWBURにて、我々にとっては「当然のこと…」と思われるような事に関しての記事を発見しましたので報告します。

マスクの有用性について

記事によると、
「ボストンのブリガムアンドウィメンズホスピタルが病院のほぼ全員にマスクの着用を要求し始めた後、新たな新型コロナウイルス感染者と診断されたスタッフは、半分またはそれ以上減少」したとのことです。
これを受け、「これは確実なデータとは言えず、相関関係や因果関係は認められていないと断った上ですが、マスクを着用することで、病院内、公衆でのウイルスの蔓延を防ぐことができることを示唆している」と述べています。
出典:WBUR
https://www.wbur.org/commonhealth/2020/04/23/brigham-and-womens-masks-infections

科学的な実証がない限りは明確な認定を行なうことはできず、明言や断言をしてはいけないのでしょうが、日本においてはマスクをすることでウィルスの拡散を減少させることができるということは、当然のことと認識されています。

しかし、欧米ではマスクを使用する文化が根付いていないとは聞きました。
それは、日本人は対人コミュニケーションにおいて目で表情を表すことが多いことに対し、欧米では口元で感情を表すことが多いことに由来するからだといいます。そのため、口元を覆うマスクの着用が一般的ではないというわけです。

ただ、文化の違いはあっても、前述のデータを参考にコロ-ナ禍においては、予防の観点からマスクの着用は推奨されてしかるべきではないでしょうか。
もちろん、マスクをしたからと言って100%大丈夫というわけではありません。
手洗いの徹底や三密の回避など、予防する手立ては実行しておくことが大事です。
出典:厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html

日本の医療機関の清潔性

コロナ禍が日本を席巻する以前より、日本の医療機関では従事される方々が業務中にマスクを着用している姿を多く見てきました。
私が自毛植毛手術後のケアとして、ザガーロ等の処方をうけるため定期的に通っている親和クリニック大阪院においても同様です。診察室はもとより、待合室やカウンセリング室、もちろん廊下やトイレに至るまで、すべてが清潔に保たれていること、スタッフがマスクを着用して様々なウィルス予防に努めていることは、医療機関で日常的な風景です。
医療機関として、疾病リスクを極限まで減らす努力を怠らない。
これは当然のことのようで、簡単なことではないでしょう。

親和クリニック大阪院は一般的な「町の総合病院」ではありません。自毛植毛手術をはじめとした薄毛対策専門のクリニックです。そのため、風邪の症状、腹痛の症状、大きな怪我を負った人などが運ばれてくることはありません。
しかし医療機関として、ここから何らかの疾病患者を出すわけにはいかない、
そのためには予防対策を十分に行なうという、医療従事者の気概のようなものを感じました。

新型コロナウィルス感染症の具体策は?

ホームページを閲覧すると、トップページに新型コロナウィルス感染症対策として、患者およびスタッフへの検温、消毒の徹底を行い、マスクの着用の徹底、オゾン発生器の設置、熱がなくても体調が悪ければ、待機させることを行っていることが明示されています
また、実際の自毛植毛手術は無理でも、遠隔での相談も行って、出来る限りの対策を行っているようです。

こういう何気ない情報開示は、この時期に手術を検討している方には有難いことでしょうし、通院する人間にとっても対策が明らかにされていて、安心できました。

前記の海外におけるマスクの事例に関しても、エビデンスなんだという以前に、(各種感染症などから)想定されることへの予防策、簡易的ではあってもいま出来ること、そういったことを各自で実行する気持ちが大事なのだと私は思います。