漢方でアプローチする薄毛対策

AGA(男性型脱毛症)に悩まされていた私は、大阪の梅田にある親和クリニック大阪院での植毛(自毛植毛)によって髪の毛を取り戻しました。
術後の現在も内服薬のプロペシアと外用薬のハイブリッドミノキシジルを同院で処方してもらい服用・塗布し、AGAの進行に抗っています。
と、これらの行為はエビデンス(科学的根拠)に基づいた西洋医療の範疇。
西洋医療の対極である東洋医療では、漢方薬にて病気や症状の原因に対処することになります。
育毛に関しては、東洋医療である漢方を活用した商品が数多く発売されています。
そこで今回は、漢方とはどういったものなのか、その基本を調べてみました。

漢方とは、病気や症状の原因として特定されたものを対処するアプローチ方法。
つまり、原因療法ということです。原因の解消に有効とされる薬効を持つ自然由来の成分をまとめ、それを毎日、飲み続けることで体質を改善するということです。
これは、症状が発生してからそれに効果のある薬を服用する、対症療法という西洋医療とは違った考え方です。
極端な言い方ですが、髪が薄くなってきたから対処する考えが西洋医療。髪が薄くなる原因を抑制するという考えが東洋医療です。

例えば、髪が薄くなるのは、男性ホルモンの影響が大きくなったからと判明した場合、男性ホルモンの影響を小さくするための抑制薬を服用させるのが、西洋療法。何故男性ホルモンの影響が大きくなったかを考え、その原因を探して改善させるのが東洋医療といったところでしょうか。

西洋医療のデメリット

西洋医療、今回で言うところのプロペシアやミノキシジルといった医薬品ですが、
薄毛にお悩みの方ならご存知のとおり、その効果は絶大なものがあります。
しかしながら、なかには副作用の問題で継続使用できなくなったり、
持病や体質の関係により使用できなくなったりする方もいます。
例えば、プロペシア(フィナステリド)では肝機能障害や過敏症、
性欲減退といった副作用が発生してしまう場合も、ごくわずかですが存在します。
そしてミノキシジルでは、一般的に利用する上ではほぼ発症しませんが、
頭皮の炎症や湿疹、脂漏性皮膚炎などの症状が過去に確認されたそうです。
また、血圧異常や循環器系に持病がある方は使用が制限されます。
さらに、プロペシアの有効成分であるフィナステリドは男性ホルモンを抑制する働きがあるので、女性、特に妊婦や子供が服用することは禁忌となっています。

内服することはもちろんですが、皮膚から成分を吸収してしまうので女性は錠剤に触れてもいけません。
こういった事情から、既存の医薬品を使用できない方は、東洋医療である漢方を選択することになります。

漢方のデメリット

一方、東洋医療の漢方ではどうでしょう。
考えられるデメリットとしましては、即効性がないと言われていることがあげられます。
漢方は、長期間にわたる服用してじっくりとその効果を表すことが多いです。
つまり、一定期間使い続けないと効果がないということです。漢方薬によっても一カ月~半年たってから効果がでてくるものもあるそうです。これは、症状の原因である体質改善の期間ということでしょうか。
慢性的な症状や生まれ持った体質などを改善できるのであれば、服用し続けるのも一つの手ではありますね。ある意味、AGAは生まれ持った体質とも考えられます。
もしかしたら…などと期待しちゃいます。
漢方の特性上、未病の段階で効果を発揮しますので、進行を抑制できるかもしれません。

ということで、植毛手術を受けた方はもちろん、薄毛対策や育毛に良いとされている漢方も探してこのレポートで紹介出来ればと思います。