新型コロナ感染症と喫煙と薄毛

ようやく収まりつつあるものの、第2派、第3派の可能性も残し、未だに新型コロナ感染症の完全収束の目途が立ちません。
新型コロナウイルスは重症肺炎を引き起こし、死に至ることもあります。
厚生労働省によると、大多数はウイルスに感染しても軽い呼吸器症状あるいは不顕性感染で済んでおり、高齢者や基礎疾患をもつ人に感染した場合にのみ重症化すると考えられています。

重症化した症例の多くが糖尿病や慢性の心、肺、腎疾患など基礎疾患を従前から持っていたことが分かっています。
一般的には飛沫感染(くしゃみや咳、つばなどと一緒にウイルスが放出され、そのウイルスを口や鼻などから吸い込み感染)や、接触感染(ウイルス付着した手などで口や鼻を触ると粘膜から感染)で感染します。
閉鎖された空間で、しかも近距離で多くの人と会話するなどの環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。

参考)厚生労働省:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00086.html

タバコが重篤化させる要因のひとつ

日本呼吸器学会の発表では、喫煙は新型コロナウイルス肺炎重症化の最大のリスクであると述べています。
喫煙者は人工呼吸器が装着される、あるいは死亡する危険性が非喫煙者の3倍以上になることが明らかになっています。
これは、年齢や基礎疾患(糖尿病や高血圧など)と比べても、最大のリスクであることも併せて報告されています。
タバコから吸い込む有害物質は、喫煙者の気道や呼吸器の粘膜バリアや細胞組織などを破壊します。また、身体の免疫系の応答にも悪影響を及ぼします。
さらに、喫煙時は口元へ頻繁に手を近づけることになります。
もし、ウイルスが手に付着した状態だったとしたら、感染リスクは飛躍的に向上してしまいます。

出典:https://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/koronatotabako.pdf

喫煙でハゲ化も進行!?

タバコを吸うというのは、有害物質を体内に取り込んでしまうことに繋がります。
主に呼吸器にダメージが蓄積されていきますが、そのダメージは身体のいたるところに影響を及ぼしてしまうのです。
薄毛に悩む我々にとっては、最重要なのが頭皮環境へのダメージです。
喫煙をすると体内に吸収され循環している化学物質が血管に炎症を引き起こします。
交感神経は緊張し、血管の収縮も起こります。さらに軽度の一酸化炭素中毒となるため、慢性的な酸素欠乏が生じ、その代償のため体は血液を多く生産します。
そして血液が固まりやすい状態、つまり血栓形成が発生します。複合的な悪影響の結果として、動脈内腔が狭くなり、内部に目詰まりが起こり、血栓形成性が増していきます。
血管は身体の各部へ酸素や栄養を運ぶために不可欠なもの。それは、頭髪を育てるためにも同様です。頭皮下の毛細血管から毛包へ栄養素が分泌され、頭髪はその栄養をもとに成長を繰り返します。喫煙により毛細血管の働きが弱まってしまうと、頭髪の成長に悪影響を及ぼすことは必然なのです。もちろんハゲ化のみならず、動脈硬化や脳卒中など、より恐ろしい病気を引き起こしてしまいます。
また、タバコを吸うという行為にはもれなく、受動喫煙という問題もついてきます。以前はさほど問題視されませんでしたが、現在は特に注意が必要です。喫煙者には生きづらい世の中と言えます。

参考)http://www.hokenkai.or.jp/3/3-5/3-55-03.html

すぐには無理かもしれませんが…

私も喫煙者でしたので、大きなことは申せません。禁煙の苦しみも承知しております。
しかし、健康維持のため、アフターコロナの世界を生き延びるため、ひいてはハゲ化を進めないためにも、喫煙者の皆様はここらで禁煙を始めてみてはいかがでしょうか。
AGA(男性型脱毛症)は自毛植毛で対処できます。
私も梅田の親和クリニック大阪院にて一度は失った頭髪を、そして男としての自信を取り戻しました。しかし、失った生命は取り戻すことはできません。