天然に近い人工毛髪の開発

カツラやウィッグ界の雄「アデランス」が、バイオベンチャー企業の「Spiber(スパイバー)」と共同でタンパク質を素材とする新たな人工毛髪の研究開発を始めたと発表しました。
この人口毛が実用化できれば、天然毛髪に近い性質を持つ人工毛髪を安定的に生産できるといいます。
両社は2年後の商品化を目指しています。

アデランスの津村佳宏社長は発表会にて、
「(人口毛髪は)100%タンパク質だが、丈夫で切れにくいのが最大の強み。パーマやカラーも可能だ」と語ったそうです。
スパイバーの遺伝子設計技術で、毛髪に適したタンパク質を発酵によって生産。
天然毛髪の質感に近づけるアデランスの技術も活用する。

同社は現在、より人毛に近づいた「バイタルヘア」を使用した増毛法として、
「バイタルEX」シリーズを全国のアデランスサロンで展開しています。
バイタルヘアは1本が芯と鞘の2重構造になっており、芯にはポリエステルを、鞘にはナイロンをそれぞれ素材として使用しており、天然の人毛に近いハリやコシを再現しているといわれています。

カツラやウィッグの問題点

カツラや装着するタイプのウィッグ、頭髪に結びつけるタイプのウィッグには、
使用素材が人毛と人工毛のタイプが両立しています。
それぞれでのメリットとしては、
人毛は見た目と手触りが自然なうえにカラーリングやパーマが可能。
地毛になじみやすく、コテやドライヤーなどで自毛と同様のスタイリングが可能だということです。
人工毛は、価格設定の安さに加えて形状記憶でスタイリングのもちが良く、水に濡れても乾くのが早い野が特徴です。お洒落なデザインのものも多いとのことです。

逆にそれぞれのデメリットとしては、
使用されている毛質に個体差があったり、シャンプーなど頻繁な手入れの問題、徐々に起きてくる退色や価格の高さなどが挙げられます。
人工毛は自毛と馴染みにくく、一部の商品を除いてパーマやカラーリングができない。
シャンプーなどは専用のものを使用しなければならないということがあります。

それぞれ一長一短ではあるものの、カツラやウィッグを使用している人は男女を問わず多いのが現状です。

カツラやウィッグは、定期的なメンテナンスが必要とされています。
人間は加齢により、外見が変化していくのは当然のことです。
頭部の全面を覆うタイプのカツラでは、同一のものを使い続けると
歳を重ねるごとに違和感が増してくるでしょう。部分ウィッグも同様です。
確かに髪が浮きあがっている、とってつけたような髪型の方がいますが、これが原因だと思われます。
また既存の頭髪に結びつけるタイプのウィッグは、頭髪の成長に伴い結び目を下げたり、
長さを調節したりしなくては違和感の増加や脱落につながってしまいます。そのため、頻繁にサロンへ足を運ばなければならないでしょう。
そしてその都度、メンテナンス費用が掛かってしまうのわけです。

まとめ

結果的に親和クリニック大阪院で自毛植毛を行なった私ですが、最初、結びつけるタイプのウィッグも視野に入れ検討していました。
しかし、この頻繁なメンテナンスによる煩わしさや買い替え、付け替えなどでその度に発生する費用を考慮した結果、自毛植毛を選択しました。

どのような手段で対処するかも人それぞれ違っていて当たり前です。
薄毛に悩んでおり、何かの対処をお望みであるのなら、梅田の親和クリニック大阪院で行われている自毛植毛、そして前記のカツラやウィッグなど双方をよく比較してお考えになられてはいかがでしょうか。長期的に考えれば、選択肢はひとつだと思います。