夏の暑さは育毛の大敵

この間、自宅での原稿執筆の合間を縫って心斎橋方面まで打ち合わせに行ってきました。
そのときの空はドが付くほどの晴天。午後にかけて気温もグングン上昇し、どうやら真夏日を記録したようでした。
原稿に煮詰まっていた私はあまり寝ていなく、しかも夏バテで食欲もない状態。
打ち合わせ後も遅めのランチを摂る気がなく、そのまま原稿の続きを書くため急ぎ帰路につきましたが、これが良くなかった。
帰宅中にドンドン気分が悪くなり、自宅の最寄りに辿り着いたころには大汗をかいて頭がフラフラ。

軽い目まいもするほどで、なんだか身体がおかしいのです。そう、軽度なのでしょうけど、熱中症です。
幸い、自宅に経口補水液があったので飲み干し、シャワーで身体を冷やして安静にしていました。

睡眠の不足、食事をおろそかにしての水分の多量摂取、打ち合わせ中のコーヒーなどなど。
いま思い返してみると、猛暑の中を動き回る人間がしてはいけないことだらけ。
そんな中、大汗をかきフラフラの私が思ったことは
「あー、これって育毛にとって最悪なことだよなぁ」ってことでした。
打ち合わせ後に飲み会へ誘われたのですが、それは断って正解でした。
体調や仕事の都合上、そんな状況じゃなかったんですけど。

直射日光を避けるためにハットは被っていたものの、そのなか(頭)は多量の汗。
打ち合わせ中の室内はクーラーが効いており、汗は引いたものの周囲の紫煙やホコリと皮脂で頭皮はギットギト。
その後も大汗をかいて炎天下のなか帰宅。これでは育毛もへったくれもありません。

人間は重要な機関の脳がある頭部を守るため、温度が高い時には、頭皮は思った以上に汗をかきます。
その汗が頭皮に付着したホコリやフケなどの老廃物、滲み出た皮脂と相まって、
毛穴を詰まらせてしまうのです。そのまま放置してしまうと毛根(毛包)へ酸素が行き渡らず、
毛髪の成長を阻害してしまう結果となるのです。それが頻繁に繰り返されてしまうと、
最悪の場合は毛根自体がダメになってしまう可能性もあります。

育毛を考えるのであれば、頭皮は常に清潔にしていなければなりません。
汗をかいたら小まめに拭きとり、帽子を被って直射日光は避ける。
蒸れるようなら定期的に帽子を取り通気を万全にし、なるべく頭皮を乾いた状態にしましょう。
発汗を抑えるために、暑さを感じさせないための冷感スプレーなどを身体に吹き付けるのもよいでしょう。
頭皮に吹き付けるのは厳禁ですよ。刺激が強いですからね。
いつもなら私は、ハットに冷感スプレーを吹き付けておくのですが、今回は慌てていたので失念してしまいました。

人間、煮詰まっていたり追われていたりすると、生活する上で大切にしている事柄や日常的なケアがおろそかになってしまいます。
不惑をとうに過ぎているというのに、大事なことを痛感させられた出来事でした。

と言うことを友人に話したところ、
「いや、そんなことより、軽い熱中症って油断しているけれど、もう少しで命の危機。
いくら自毛植毛手術をしたからって、最初に気にするところが頭皮って。アホか!」
という名言を頂きました。