扶桑社が発行する時代を切り取るビジュアル週刊誌｢SPA!｣。
私も読んでいますが、創刊されてから30年以上の歴史があります。
そんなSPA!のWeb版｢日刊SPA！｣にて、塩を使った洗髪法についての記事が掲載されていました。

参考：日刊SPA!
https://nikkan-spa.jp/1751823?cx_clicks_sldbox=3_undermdl

塩シャンで頭髪が増加

記事では、塩シャンドットコムというサイトを運営されている方がインタビューを受けています。

参考：塩シャンドットコム
https://shio-shampoo.com/

塩シャンドットコム運営者は、以前、原因不明の体調不良から友人に塩浴を勧められ、天然の塩を身体に塗り込んで塩浴していたところ、湯冷めしなくなり体調がよくなったのだそうです。それに加え、全身の体毛が少しずつ濃くなってきたそうです。
この天然塩の影響かと考え、頭皮にも塩を塗り込んだら髪の毛が元気になるかもしれないと、シャンプーの代わりに塩で髪を洗い始めると頭皮からヌルヌルした皮脂がどんどん出てきたそうです。
そして塩シャンを続けるうちに皮脂の量は徐々に減り、１か月ほど経ったころには、根元の立ち方が強くなり、明らかに髪の毛にコシが出てきたというのです。
その反面、フケの量に悩まされたといいます。ただ、それは洗髪前の入念なブラッシングで解消できたようです。
そして4か月ほど経った頃、人から指摘されるほど、明らかに髪の毛が増え始めたそうです。

ちょっと信じがたいところもありますが、シャンプーではなく塩で洗髪したら、人によってはこのようなことが起きるのでしょうか。

専門医の見立てでは…

塩シャンに変えることで、なぜ頭皮に変化が起きたのか？
記事では、エイジングクリニックの医師に意見を聞いています。
医師によれば、一般のシャンプーに含まれる合成界面活性剤の影響が大きいとのこと。
界面活性剤を使用しているシャンプーの液剤は、肌の皮脂や皮脂膜はもちろん、角質層にあるセラミドなどの保湿成分まで落としてしまいます。
そして自然な皮脂まで洗い落とすので、身体はたくさんの皮脂を分泌するようになってしまい悪循環に陥るそうです。
塩シャンドットコムの運営者の場合、まずはシャンプーやめたこと自体がヘアサイクルにいい影響を与え、毛母細胞や毛根幹細胞の細胞分裂を活性化したと考えられると意見を寄せています。

塩そのものに育毛・発毛効果があるという研究は未確認だが、頭皮環境が良くなることで結果的に毛が増えてきたのだろう。と、記事には結んでいます。

確かに、一般的なシャンプーの液剤に含まれる界面活性剤は、肌の保湿に必要な油分まで根こそぎ洗い流してしまう可能性を持っています。
私も以前書いたことがあったと思いますが、育毛や脱毛予防を心掛けるのであれば、界面活性剤を使用していないシャンプーを選択すべきでしょう。
それにしても、湯シャンはこちらでも紹介しましたが、塩を使っての洗髪を試みる方がいらっしゃったとは驚きました。
天然の塩には豊富なミネラル分が含まれています。その影響も想像できます。そのため、記事にもありますが精製塩ではＮＧです。
上記のリンクからSPA!の記事を読み、塩による洗髪を実行してみようと考えている方は、使用する塩の品質をよく確認してください。

脱毛や頭皮の改善には役立ちそう

塩シャンは、一般的な抜け毛や頭髪の健康を取り戻すのには効果がありそうに感じます。
記事には、塩シャンを行った方々の言葉も掲載されています。
効果があらわれるまで若干の期間を要するようですが、継続して行うことで抜け毛が減ったそうです。
またシャンプーを使用しないことで違和感を覚える方もいるそうですが、そちらへの対処法なども記載されています。

この塩シャンでＡＧＡ(男性型脱毛症)を根本的に解消することはできないでしょうが、それ以外での理由での薄毛や脱毛を改善する一定の効果は期待できそうです。

塩シャンもいいですが、貴方の脱毛症状がＡＧＡ由来のものであるならば、迷わず専門医での無料カウンセリングをお勧めします。
梅田の親和クリニック大阪院で自毛植毛を受けた私としては、進行性のＡＧＡをいち早く食い止めたいのであれば、専門医への相談がその近道だと考えています。
ＡＧＡを食い止め、取り戻した頭髪を大事に守り続けるために、塩シャンといった育毛手段をセレクトしていくのが良いのではないかと思います。