乾燥する季節は頭皮のダメージにも注意

本格的な冬になると、空気が乾燥して喉が痛くなる時があります。
肌もカサついて、痒みが出てしまうこともあります。そんな乾燥する冬は、育毛にとっても油断ならない季節です。植毛(=自毛植毛)手術をしたからこそ、一層、ケアに注意したいものです。

頭髪が生えてくるのは頭皮なのはあたりまえですが、その頭皮が冬の気候により乾燥し、
大きなダメージを負ってしまうことがあるのです。
頭皮が乾燥すると皮膚の表面がカサカサとなってしまい、日焼け後のようにはがれてしまうこともあります。
この状態になると、頭髪へ栄養を送るための血流が阻害されてしまうのです。
薄毛や抜け毛を促進させることに繋がってしまいます。
また、頭皮が潤いのある状態だと紫外線からのダメージも吸収してくれるのですが、
乾燥しているとその影響は頭皮にダイレクトに届いてしまいます。
なおかつ、紫外線によるダメージは頭皮の奥にまで浸透してしまうのです。
紫外線といえば夏の日射しのイメージがあるでしょうが、7~9月ほどではないですが冬季にも降り注いでいます。

さらに、頭皮が乾燥してしまうとフケが多く発症してしまうこともあります。
フケは毛穴を詰まらせる原因ともなりますし、フケにより頭皮に痒みが発生してしまうこともあります。
最初は軽い痒みだけだったはずが、痒さというのは掻くほどに刺激が増え、より強く掻いてしまいがちになります。
強く掻きすぎるとその部位が炎症を起こし、最悪の場合は軽い出血を伴ってしまうことにも繋がります。
このようなダメージを負った頭皮では、育毛など望むべくもありません。

なぜ頭皮が乾燥してしまうのかが問題です。空気の乾燥はもちろん原因のひとつではありますが、それだけではありません。
日常的な頭皮ケア不足していることも原因となるのです。そのひとつが、入浴時に使用しているシャンプー。
石油系界面活性剤を含有しているシャンプーは高い洗浄力がありますが、
そのため頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまうのです。
強力な食器用洗剤を素手で使用した後、手の皮膚が突っ張るような状態を経験したことはないでしょうか?
それと同様のことが、手の皮膚よりも格段に弱い頭皮で発生しているのです。
皮脂を過剰に洗い流してしまうことは、皮膚を守るためのバリアーを落としてしまうことです。抜け毛や薄毛を気にしている方は、使用するシャンプーにもこだわりを持った方が良いでしょう。また、シャンプーを完全に洗い流し切っていない状態も、頭皮環境を悪化させる要因のひとつです。シャンプーを使用しての洗髪後は、シャンプー(成分)が残らないよう入念に洗い流しましょう。
乾燥がダメなら水でぬらせばいいとお思いでしょうが、一時的に濡らしても水分が乾いた後は、濡らす前よりもより状態は悪化してしまいます。これは、濡らしたことでフケやホコリなどが毛穴につまってしまうことがあるからです。

では何を使えばいいのか? まずは育毛に適したシャンプーを使用すること。そういった商品は乾燥対策がなされています。
そして洗髪以外では、ヘアオイルや保湿ローションなどを活用して乾燥を防ぎ、潤いを持たせるようにしましょう。

これから訪れる本格的な冬。
頭皮の乾燥対策を万全にし、しっかりと育毛に励みましょう。
私同様に植毛(=自毛植毛)手術をした方はもちろん、薄髪が気になりだした方にも大切なことだと思います。