ポニーテールは脱毛の原因!?

インドネシアの子供向け情報サイト「BOBO.ID」にて、髪の毛を強く結ぶことについての弊害に関する記事が掲載されていました。

参考:Bobo.id
https://bobo.grid.id/read/082678087/ikatan-rambut-terlalu-kencang-bisa-sebabkan-pusing-ketahui-juga-dampak-lain-salah-satunya-rambut-rontok?page=2

侮りがたいその症状

主に髪の長い女性が、ひとつにまとめるために髪を結ぶポニーテール。
そのポニーテールを結ぶとき、簡単にほどけないように強く結びすぎてしまうと、めまいや頭痛、脱毛といったさまざまな弊害が引き起こされてしまう可能性があると言及しています。
めまいや脱毛は、きつく髪を結んでしまうと引き起こされがちな症状で、髪を引っ張りきつく結ぶと、頭皮や顔の周りの神経も引っ張られてしまいます。感覚神経を引っ張ることによって、めまいや頭痛を引き起こしやすくなるというのです。

牽引性脱毛症につながることも

髪をまとめて引っ張り、強く結ぶと毛包に負荷がかかり脱毛を引き起こす可能性も指摘されています。
日本では、牽引性脱毛症として定義されています。

ポニーテールや和装での結髪など、髪の毛を強く引っ張ったヘアスタイルを長年にわたって行うことが原因とされている脱毛症状です。

同じ髪型を続けることで特定の皮膚や毛包に負担がかかり、頭皮の血行不良を招くことが
牽引性脱毛症を発症する原因のひとつだと考えられています。
血液は栄養や酸素を運ぶ役割を持っているため、頭皮下にある毛細血管の血行が悪くなると髪を育てる細胞にも十分な栄養が行き届きにくくなり、その結果として脱毛症状を引き起こす可能性があるのです。

親和クリニック 牽引性脱毛症
https://shinwa-clinic.jp/medical/ladies/datsumou_1/

牽引性脱毛症の対処策

牽引性脱毛症の場合、AGA(男性型脱毛症)のような遺伝やストレスなどではなく、ヘアスタイルが主な原因として考えられますので、これらの行為を止めることが最大の対処法です。
日常的に同じ位置で髪を結んでいる場合は、日によって結び目を変えたり、結ばないようにしたりして、頭皮や髪への負担を和らげるように配慮することが大切です。
髪の毛をまとめなければならない時は、弱めのゴムの使用やふわっと緩めに結ぶなどの工夫で髪や頭皮の負担を減らすことも有効です。
日常的に同じ分け目にしている場合、そこだけに負荷がかかり脱毛症状が進み、頭皮が目立って見えてしまう場合もあります。
こういった牽引ダメージによる脱毛症状を予防するためには、定期的に分け目を変えることが効果的です。

対処しきれない時は?

牽引性脱毛症に対しては、自分で対処する時には、頭皮が血行不良になっている原因を取り除く処置を施したうえで、再び髪の毛が生えてくるか状況を見守ることになります。
それでもなかなか生えてこない場合には、専門医による相談が必要です。内服薬などでは解決しませんので、発毛治療や自毛植毛治療が適用となります。
日常的な毛包への過負荷でも、脱毛症状が進んでしまうことがあるのです。
こういった症例は主に女性がなりがちです。女性だからこそ男性以上に薄毛化の悩みは深刻になります。

これは、知識があれば、ある程度は事前に予防できる症状です。進行してしまうまえに何らかの処置を施せば、十分対処できます。
そして、もし、事情により薄毛化が進行してしまったら、専門医への無料カウンセリングを受診なさってください。
現状での、最善策だと私は思っています。