ヘルメットの着用はハゲの原因になるのか?~ヘルメットおじさんの考察

私は仕事時の移動や休日の趣味として、日常的にオートバイを活用しています。
ここ日本では、オートバイ乗車時にはヘルメットの装着が義務付けられています。
いまのような肌寒い季節では寒さ対策としてもってこいなのですが、
夏の暑いさなかではヘルメットのなかは地獄です。

その形状により顔や後頭部は風が当たるタイプのものもありますが、
基本的には頭部・頭頂部は完全に覆われてしまいます。
走行風が入るタイプのものもありますが、それも極わずか。
直射日光は当たらないものの、太陽光で表面が熱せられ、
なおかつ頭部の熱もこもり、汗が噴き出してまいる状態なのです。
これでは頭皮の状態も最悪。育毛もへったくれもありません。
これはなにも、オートバイに限った話ではありません。
仕事によっては、安全用のヘルメットを日常的に装着しなくてはならない方もいらっしゃるでしょう。

何故、そんなことが気になったかと言えば、ネット上ではおっさんのバイク乗りはハゲが多いと、ヘルメットを脱ぐとハゲ頭が出てくることが多いと、そんなハラ立つことも囃したてられていたからです。
実際どうなのかというと、私自身が植毛(=自毛植毛)手術のお世話になっていますし、いままでツーリング先などで見てきた限りですが、
もちろん全員ではないですがやや多いかなと…。悔しいけど当たっているかなと…。

確かに、ヘルメット内部は頭皮が劣悪な環境にさらされていることは否めません。
抜け毛が進んでしまっても仕方ないですよね。
日常的にヘルメットを被る人はハゲるというのは都市伝説ですが、
ヘルメット内部は抜け毛が起こりやすい環境であるということは間違いなさそうです。
密閉され高温多湿。これは細菌が繁殖しやすい環境そのものですから。

では、頭髪に、頭皮に優しいヘルメットの被りかたとはあるのでしょうか。
日常的に行なっておきたい注意点を考えてみました。

まずは、ヘルメット内部を清潔に保つこと。
頭皮の細菌は湿気の多い場所を好むので、高温多湿なヘルメット内部は繁殖するのに最適な環境となってしまいます。
細菌や汚れを野放しにしてしまうと、頭皮が炎症を起こしてしまうことにも繋がります。
これは最悪の頭皮環境です。
頭皮の状態が悪化すると血流が低下し、髪の毛へと運ばれる栄養が不足してしまいます。
つまり、抜け毛や薄毛の原因となるのです。

ヘルメットは種類にもよりますが、内部にある頭皮に接触するパッド類が取り外せるものもあります。
多くの汗をかいてしまった場合はもちろんのこと、そうでなくても小まめに取り外して洗浄し、
清潔に保っておくことが大事ですね。取り外せないタイプのものでは、汗や汚れを綺麗に拭きとり、
除菌したうえで良く乾かしておくことで最近の繁殖は抑えられるでしょう。

長時間にわたって被っていなければならないときは、休憩時間などを設けて
ヘルメットを外し汗や汚れなどを小まめに拭き取るようにしましょう。
脱ぐ行為は、密閉されていた頭皮を外気に触れさせる役割もあります。

そして、その日の終わりはキチンと洗髪し、頭皮や髪の毛を清潔な状態に保っておくことも大事です。
私は洗髪後、植毛手術を受けた親和クリニック大阪院で処方してもらっているハイブリッドミノキシジルでAGAケアをしつつ、適度なマッサージでの育毛を心がけています。

ヘルメット内を清潔に保つ、適度に脱いで内部を拭き頭皮を外気に当てる、毎日のケアを怠らない。
これが、日常的にヘルメットを被る人にとっての育毛人の心がけですね。

そうそう、以前に紹介したヘルメットタイプの育毛機器ですが、
あれでオートバイに乗ってはいけません。危ないし、場合によっては道路交通法違反です。
ヘルメット必着の工場に入るのも禁止です。安全性皆無ですから。