液晶テレビや家電製品でおなじみのシャープが、同社独自のプラズマクラスター技術により育毛効果が得られることを実証したと発表した。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/161013-a.html

プラズマクラスター技術とは、プラズマ放電により作り出したプラスとマイナスのイオンを放出する同社独自の技術だ。
その作り出したイオンを、育毛治療中の患者の頭皮に照射した結果、

頭皮の水分を保持するバリア機能が向上。
イオンを照射しなかった部位に比べて、増毛本数が増えたというのだ。

被験者は、頭皮の水分蒸散量、頭皮の油分量、フケかゆみ原因となるマラセチア菌の抑制が見られるとのこと。
さらに被験者の実感として、イオン照射を受けた人は髪のボリュームアップや頭皮のかゆみやにおい、抜け毛などの項目において良好な傾向を確認。
頭皮のバリア機能向上が確認できたらしい。

｢プラズマクラスター技術により、頭皮の水分蒸散の抑制傾向が現れていることと、毛髪本数で有意な増加が確認できていることから、プラズマクラスター技術が頭皮環境を改善する手助けをし、育毛を促す作用を持つことが考えられる｣とは関係者の弁。

今回の試験はあくまでも育毛であり、髪の毛が生み出される発毛ではない。
さらに今回の試験で使用された機材は専用のイオン発生装置であり、
既存のプラズマクラスター技術を搭載した機器では、照射できるイオン濃度が低く、
頭皮に届く量が少ないので、育毛効果は期待できないとのことだ。

つまり、現時点で発売されているプラズマクラスタードライヤーでは、薄毛に効果があるということではないのだ。残念。

近い将来、この技術を製品化してくれることを切に願うのは、私だけではないはず！？