コロナ禍で散々な目に合った一年ですが、ついに年の瀬を迎えました。
私自身、ライターという職業柄か自宅作業が多いので、昨今のリモートワークという風潮では戸惑うことがなかったのですが、関西では心斎橋や梅田のあたり、関東では渋谷や新宿といった繁華街から人が消えた様子をテレビで見たときは驚きました。
年末に至っても新型コロナウィルスの猛威は収まることを知りませんね。本当に困ったものです。親和クリニック大阪院で自毛植毛手術をして蘇った髪にとってもこんなストレスは少なからずダメージを与えているのではと心配してしまいます。
さて、暗い話ばかりしていても髪に良いわけではありません。今回お届けするのはフェンネル(カロンジ)オイルの話題です。
フェンネル=ウイキョウ
インドの情報サイトにて、フェンネルオイルが育毛に効果的であるとの情報が掲載されていました。
参考:News Track
https://english.newstracklive.com/news/beauty-and-fashion-tips-in-english-sc95-nu-1055580-1.html
フェンネルとは和名で言うとウイキョウのことで、ヨーロッパ原産、もしくは地中海沿岸が原産の植物です。
古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録があり、歴史上もっとも古い作物のひとつとされているそうです。
主な産地はインドや中国、エジプトなど。日本には平安時代に中国から渡来し、現在は長野県、岩手県、富山県などで多く栽培されています。
ウイキョウの若葉と種子は甘い香りと苦みが特徴で、消化促進や消臭に効果があるとされています。
そのためスパイスやハーブとして食用、薬用、化粧品用などに古くから用いられています。フェンネルオイルは粉砕した果実を水蒸気蒸留して採るそうです。
ウイキョウは甘い香りは女性ホルモン(エストロゲン)と同じ働きをするフィトエストロゲン(植物性エストロゲン)が豊富に含まれているそうです。
北米更年期学会の研究班の調査では、女性の更年期障害のほてりや不眠、不安の症状の
改善に効果があることが判明しています。
エストロゲンは頭髪の健康維持に不可欠
エストロゲンとは女性ホルモンの一種で、女性にとって重要な美しく艶やかな髪や潤いのある肌を維持するための不可欠なものです。
女性にとってエストロゲンが多く分泌される時期は10代後半から30代と言われています。
この時期を過ぎると徐々に女性ホルモンの分泌量が減少し、40代に差し掛かるころには急激に減少してしまい、体調の変化が如実に表れる人も多いと言われています。
そんなエストロゲンが含有されているウイキョウは、育毛にとっても有用です。
記事によると、フェンネルオイルをココナッツオイルやオリーブオイル、レモン果汁と混ぜ合わせたものを髪に塗りこみ、しばらくして洗い流した後に通常のシャンプーで先発を行なうと良いそうです。
混ぜ合わせる素材により抜け毛の減少やコシの強さといった効果が発揮されるそうです。
街中にあるドラッグストアでは見覚えがないのですが、インターネット通販のサイトやハーブ専門店では販売されているようです。
一般的には、オイルというだけあって小ビンに入った形状で売られていますが、なかには他の栄養素と混ぜ合わせたサプリメント形態のものもあります。
値段は数百円とお手頃です。これは容量が数ミリリットルと少ないせいもあるでしょう。
ヘアーパックとして使用する際にもさほどの量を必要とするわけではなさそうなので、コストパフォーマンスとしては悪くないのではないでしょうか。
ウイキョウは今回のフェンネルオイル以外にも、様々な形状、効能を謳って健康商品化されています。これから注目してみても良いのではないでしょうか。