ツボを刺激して抜け毛を予防!?~その3

抜け毛予防や育毛に効くとされているツボをご紹介してきましたが、第三弾は足にあるツボです。植毛(=自毛植毛)手術は、有効で画期的な西洋の医術です。手術をしたからと言って、東洋の医術を活用してはいけないわけではありません。そこで「第2の心臓」とも呼ばれる足裏のツボを紹介します。

まずは陽輔(ようほ)。これは、外くるぶし(外果)から指5本分ほど上のところにあるツボです。
外くるぶし(外果)とは、くるぶしの外側にある尖ったところ辺りです。もちろん左右どちらの足にも同じ場所にあります。
そこから指5本分ほど上に、やや凹んだポイントがあるはずです。そこを親指で優しく押し刺激を与えてください。
ここは、側頭部の薄毛防止・発毛に効果があるといわれています。
側頭部の髪の毛はAGAの影響を受けない個所であり、もし将来的に植毛(=自毛植毛)手術を考えている方にとっては大事な移植ドナーとなる部分です。
大切な場所ですので、ツボ押しも含めて育毛をしっかりと行なっておいてもらいたいものです。

お次は三陰交(さんいんこう)です。
これは、足の内側のくるぶしのでっぱり部から指4本分ほど上にあるツボです。
ちょうど、骨と筋肉の境目の部分にあります。
足の太陰脾経、足の少陰腎経、足の厥陰肝経という「三陰」が交わっていることに由来した名称だそうです。
ツボを中心に親指で押すか、ツボの周辺を揉みこむようにして刺激してください。
全身の血行を良くすることができるので、抜け毛予防に効果的と言われています。
また、胃腸や生殖器、泌尿器系にも効くツボだそうで、女性特有の症状には欠かせない個所だそうです。
育毛には関係のないマメ知識なのですが、この三陰交は安産のツボとも言われています。
ツボにお灸をするかたもいますが、三陰交では重要な注意点があります。
それは、妊娠初期の方は三陰交にお灸をするのは避けて頂きたいということ。
一説によると、危険な状態になってしまった方もいるとか。
妊娠中の方は、ツボ押しやお灸は安定期に入ってから行なったほうが良いかもしれません。

そして至陰(しいん)。
これは、足の小指の外側、爪の生え際の横あたりにあるツボです。
全身の抹消の血液循環を促進する効果があると言われており、そのなかには頭皮の毛細血管も含まれているので育毛に効果的だとされています。
親指と人差し指を使って足の小指を全体的に揉みほぐしつつ、人差し指で至陰を押しこむように刺激しましょう。
ここは冷え性を改善させることも期待できる、女性にとって効果的なツボです。

最後に湧泉(ゆうせん)です。
湧泉は、足の裏にある土踏まずの真ん中よりややつま先がわで、足の指を曲げた時に窪みができる辺りにあります。
左右の親指で少し強めに、息を吐きながら押し込みます。指で押しのが難しい場合は、
やや硬めの、先が丸まった棒などを使って、痛みを感じない程度の強さで押しましょう。
ゴルフボールが手元にある場合は、ツボを中心にコロコロと回して刺激するのも効果的です。
ここは万能のツボと呼ばれており、全身の疲労回復に加えて、気力や体力を高める効果が期待できます。
また、全身の血液循環が良くなり、内臓機能も高まることから抜け毛や白髪予防に期待できるのです。

さて、ここまでで育毛に良いとされている代表的なツボはご紹介してきました。
前にも書きましたが、ツボ押しやツボのマッサージは、できるだけ1日1回は行うように習慣づけましょう。
不定期に行なっても効果は半減してしまいます。

そして、これはあくまで私見ですが、このツボ押しはAGAに対しては効果的な方法とは言えないでしょう。
AGAでお悩みの方は、ぜひとも専門のクリニックで相談してみてください。
私は、親和クリニック大阪院で自毛植毛を行ない、日々の生活に対AGAの医薬品を服用したうえで、
これ以上髪を失わないための一手段としてツボ押しを日々の習慣として行なっています。

無くしてからでは遅きに失します。AGAだと思われる方は、
まずはご自分の頭髪状態に沿った対処をなさってもらいたいものです。