シリカが育毛に良いらしい

いま、にわかに注目を集めている育毛食品があります。それがシリカです。
シリカは二酸化ケイ素、もしくは二酸化ケイ素によって構成される物質の総称です。
シリカという呼び名のほかに無水ケイ酸、ケイ酸、酸化シリコンと呼ばれることもあるそうです。ちなみにゲル状の二酸化ケイ素が乾燥剤のシリカゲルの主成分です。


水溶性のシリカは人体にも微量ながら含まれており、血液や唾液などの体液、毛髪や爪、血管、骨、関節などに含まれており、特に骨形成の細胞層に集中しているそうです。生体中には約29ppmが存在し、それらが免疫力に影響を与えたり、唾液による歯垢清掃、肌の保湿、骨や髪、爪、コラーゲンの再生や構築、補強、維持を手助けしたりしているのだとか。
男性や閉経前の女性ではケイ素の摂取量が多いほど大腿骨頚部の骨密度が高いという結果が報告されているそうです。
これにより、シリカには骨粗鬆症予防に対する効果が期待されています。
ほかにも軟骨やコラーゲンなどの生成に密接な関係があるといわれ、
シリカの欠乏により骨の修復機能に障害が起こると言われています。
そんなシリカですが、じつは髪の毛を作るケラチンを生成する働きも持っているそうです。
髪の毛は99%がケラチンで構成されています。
ちなみにケラチンとは、髪だけでなく爪や皮膚の角質層を形成する成分で、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質の総称です。
髪の毛を作り出す必須要素を補うのは、育毛にとってとても大事なこと。
育毛に必要とされているコラーゲンやたんぱく質、亜鉛などのミネラルやビタミンは原料であり、摂取したとしてもシリカが不足しているとケラチンは必要十分には生成されないのです。
また最近の研究では、ケイ素(シリカ)不足が老化現象に関連していることが分かってきたそうです。

シリカは体内で作れない

この必須ミネラルともいえるシリカですが、体内では生成できません。
さらに20代をピークとして、加齢とともに体内での(ケイ素の)貯蔵力が減少することも分かってきたそうです。
そのため、食物や飲料などで外部から摂取するしかありません。
一説によると成人では1日あたり10~40mgのシリカが消耗されるといいいます。
ということは、その分を摂取して補わないといけません。
ケイ素を含む食品は玄米やトウモロコシ、ほうれん草、青のりやひじきの海藻類、レーズンなどだそうです。
オーツ麦やキビには多量のケイ素が含まれていますが、これらはなかなか口にできる機会がありません。
いま市場には、シリカを配合した飲料水やサプリメント、粉末状のものまで様々な商品が販売されています。日常の食生活にプラスして、それらアイテムを取り入れてみるのは手軽に実行できそうです。

まとめ

ケイ素は、様々な細胞の生成に必要な成分ですが、体内で合成することができません。そのため、外部からの摂取が求められます。
また、ケイ素は体内で遺伝子を傷つける活性酸素を除去できたり、抗酸化作用や体内に蓄積された化学物質や油類を分解・排泄したりする役割もあるそうです。
育毛のみならず、身体のデトックスにも役立ちそうなシリカ。
髪や爪の成分でもあり、梅田の親和クリニック大阪院で、折角自毛植毛手術を受けたのだから、積極的な摂取の必要がありそうです。