しょうがで頭をこする抜け毛対策!?

国際的な通信社であるAFP通信Webサイト「AFPBB News」で、中国国内での抜け毛に関するアンケート結果を報じるニュースを発見しました。

このアンケートは北京市にある中国青年報社の社会調査センターが実施したもので、アンケート調査の専門プラットフォームである「問巻網(Wenjuan.com)」と共同で、中国国内の18~35歳までの青年1901人に対し「抜け毛」に関する調査を行なったそうです。

アンケート詳細

参加した若者は、2000年以降に生まれた人が4.0%、1990年代生まれが56.7%、80年代生まれの「80後」が39.4%の割合になっているのだとか。

そして調査の結果、77.7%は抜け毛の心配があると考えており、79.0%は自分の周囲に抜け毛で悩んでいる人が多いと回答しました。
抜け毛の原因については、仕事や勉強のストレスが大きいとした人や、睡眠時間が短く生活が不規則な生活などを挙げる人が多かったそうです。

北京大学首鋼医院の皮膚科の彭光輝副主任医師によると、抜け毛には2種類あり、ひとつは円形脱毛症。これはストレスや疲労、免疫などと関係がある。
もうひとつはAGA(男性型脱毛症)などで、体質や遺伝、体内ホルモンなどと関係するとしています。

薄毛の悩みは万国共通

やはり中国においても、AGAに悩んでいる人は多いようです。
国を問わず、やはり男性にとって悩みの種のひとつであることは間違いなさそうです。

さらに調査結果によると、常用している抜け毛対策としては割合が高いほうから順番に、しょうがで頭をこするが60.8%、黒ごまやくるみなどの栄養食品を食べるが60.2%、抜け毛防止用のシャンプーを使うが50.4%、夜更かしの頻度を少なくするが42.6%だったそうです。

しょうがで頭をこする!? さらっと書いてありますが、エキセントリックな方法ですね。
国ごとに古くからの言い伝えなどがあるでしょうから、中国では一般的なのかもしれません。

記事に戻りますと、同医師によるとこれらの対応は症状により異なるとしています。
例えば、しょうがで頭をこする方法は、円形脱毛症に対しては効果があるが、他の種類の脱毛に対しては効果が無いかもしれないとのこと。
まずは自分の脱毛の種類を確認してから、対応策を選ぶようにすべきだとしています。

 

対応策は…

記事に戻ると、抜け毛を憂慮することについては、多い意見から順番に、適当な方法でストレスを発散すると答えた青年は64.2%で、抜け毛が正常か見定め、過度に神経質にならないようにすると回答した人は61.1%だったそうです。

「抜け毛の原因は、疲労過多や休息不足、不摂生な生活などによって引き起こされる免疫機能やホルモン分泌の変調などによるものが多い。
若い人は仕事や遊びで就寝が遅いが、不摂生な生活を正すことが肝心だ」とは、彭医師の言葉です。
そして、「抜け落ちる髪の量が異常に多い場合は、必ず正規の病院に行って検査をしてもらい、原因を確認しておいたほうがよい。甲状腺機能低下症などその他の疾病が脱毛の原因となっている可能性もあるので、医師の診断を受けておくことをお勧めする」と話しています。

確かに脱毛原因は、何らかの疾病の予兆であることもあります。だから、検査が重要です。それで特に問題がないようなら、私が自毛植毛手術を受けた梅田の親和クリニック大阪院のような専門医に相談することが良さそうです。こういうのは、中国も日本も変わりがないということなのでしょう。